【海外発!Breaking News】がんで鼻を失った女性「義鼻は付けない。生きていることより美しいことはないから」(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年2月16日 21時50分
2014年に鼻腔がんと診断されて鼻全体を切除してしまった女性が、これまでの心の葛藤を『Shake My Beauty』で語った。女性は数年前に義鼻を付けることを止めており、「社会が決めた美しさの定義を変えたい」と力強いメッセージを発信している。
米テキサス州在住のティナさん(43)は2014年5月、ステージ2の鼻腔がんと診断された。医師には放射線治療を勧められたが、「もしかしたら視力を失って、脳に影響が出るのではないか。一生、チューブを通して食事するようになってしまうのでは…」と酷く打ちのめされ、恐怖に震えたという。
ただ鼻を丸ごと切除してしまえば、がんはなくなる。悩んだ末に医師に相談すると「それが一番だが、若くて美しい患者の外見を台無しにしてしまうことにはためらいがある」と告げられた。それでもティナさんは「自分の命がなくなってしまったら、いくら美しくても意味がない」と手術に臨んだ。
自分で決めたこととはいえ、手術前のティナさんは不安だった。ティナさんは手術直前に子供たちと夫にハグすると「もう一生、家族の匂いを感じることができないかもしれないから」と大きく息を吸い込んでみたという。そして手術後には、周りが自分をどう見るのか、特に自分の子供たちの反応が怖くて仕方なかったようだ。
ティナさんは手術を終えた後のことを、次のように振り返る。
「一番下の息子がガーゼをしていない私を初めて見た時、顔を真っ赤にして身体を震わせてこう言ったの。『オー・マイ・グッドネス、マミーの鼻はどうしちゃったの? (小児科の)ドクター、コナーのところに行かなくちゃだめだよ』ってね。それを聞いた私は、笑いながらも涙が止まらなかった。」
「外では平静を装っていたし、自分は強くて勇敢だとも感じていた。でも私は闘っていたの。人は『あなたはなんでそんなに自信を持っていられるの?』って聞いてきたけど、私はもがいていた。でも、私は生きているのよ。生きていることより美しいことなんてないの!」
「手術から義鼻を作るまで、6か月間待たなくてはならなかった。家族は私と出かけると、周りの視線が気になって仕方がなかったと思う。だから子供たちには『みんながジロジロ見るのはね、ママが鼻がなくても十分美しいからよ』って言って聞かせたわ。その一方で、『奇形があったり、人と違ったりすることは、周りを怖がらせてしまう。でもそれは社会がそういうふうに決めてるだけ』という気持ちが強くなっていったの。」
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