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【海外発!Breaking News】山で骨折したハイカーが7日後に救出 寄り添い続けた愛犬が「心の支えだった」(伊)

TechinsightJapan / 2021年2月22日 21時0分

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山で滑落しケガをして動けなくなってしまった男性は、氷点下の極寒の中で助けを待っていた。そして遭難してから7日後に救出された男性は「ずっと愛犬がそばにいてくれたんだ。命の恩人だよ」と明かし、奇跡的な生還を喜んでいる。『Euronews』などが伝えた。

伊ウーディネ北部のジュリア・アルプス山脈で、同国トリエステ出身の33歳男性が愛犬“アッシュ(Ash)”と山登りに来ていた。アッシュとともに順調に登っていた男性だったが、不意に滑落してしまったという。「標高2,300フィート(約700メートル)近くで足を滑らせてしまい、数メートル下へ落ちてしまったんです」と男性は当時の状況を明かしている。

落ちた拍子に足首を骨折してしまった男性は動くことができず、さらに電波も通じない場所だったため、電話で助けを呼ぶことも不可能だった。当時の気温は零度以下で、外で過ごすには最悪のコンディションだったという。

婚約者の女性は、今月15日に帰宅する予定だった男性の帰りを待っていたが戻ってくる気配がなかったため遭難の可能性があると通報し、男性の捜索が始まった。

通報を受けた山岳救助隊「Corpo nazionale soccorso alpino e speleologico(CNSAS)」の隊員がヘリコプターを使って空から捜索していると、チカチカと光るものが目に入ったという。それは男性が体を温めるのに使っていた保温用アルミシートだった。

救助隊によると発見当時、男性は意識が朦朧としており打撲などのケガもあったという。そんな状態で7日間も冬の山で動けずにいたといい、生き延びることができたのは奇跡的だ。

男性は「発見されるまでの間、アルミシートだけではなく周囲にあった落ち葉をかき集めて体を覆い、体温を維持していました。また落下した場所の近くに水が流れていたため、ケガをしながらもなんとかそこまでたどり着き、水分も確保していたんです」と遭難時の様子を語った。

男性は救助後に「喉が渇いたし、お腹が空いているよ」と話したが、「アッシュがずっとそばにいてくれたんだ。アッシュのおかげで助かったよ」と明かしており、遭難中は愛犬が心の支えになったという。

このニュースを見た人々からは「おりこうなワンちゃんだ。飼い主と素晴らしい絆で結ばれているね」「犬の体温も、体を温める助けになっただろうね」「いい話だ。犬を無条件に愛せる理由はこういうところだよ」といったコメントがあがっている。

画像は『Soccorso Alpino e Speleologico Friuli Venezia Giulia - CNSAS 2021年2月18日付Facebook「Sopravvive a sette notti all’addiaccio Venzone (ud)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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