【海外発!Breaking News】白い塊と化した野生の羊 毛を刈り取るとその重さは35キロに(豪)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年2月26日 21時50分
牧場でよく見かける羊の毛刈りショーだが、毛を刈らないとどうなってしまうのか想像したことはあるだろうか。このほどオーストラリアの奥地で、体毛が伸び放題の野生の羊が発見された。この羊は毛で顔が埋もれ、前が見えているのか怪しい状態で、その毛を刈り取ると重さは35キロにもなったという。SNSにその姿が投稿されると「夏は大変だっただろうね」など多数の声が寄せられている。『The Guardian』などが伝えた。
豪ヴィクトリア州メルボルン北部ランセフィールドの森の中で、体毛が伸びきった羊が発見された。“バーラック(Baarack)”と名付けられたこの羊は発見当時、伸び過ぎた毛に小枝や虫などがたくさん絡まっていたという。同地域で動物の救助・保護活動を行う団体「Edgar’s Mission Farm Sanctuary」が発見者から連絡を受けて保護した。
同団体のカイル・ベーレントさん(Kyle Behrend)はこのように明かしている。
「バーラックの耳には飼育の証として、タグを付けられていた痕跡がありました。しかし伸び過ぎた毛によってタグは千切れてしまったようです。バーラックのようなメリノ種の羊は、年に1回程度毛を刈らないとどんどん伸び続けます。」
「バーラックは伸びた体毛が顔を覆い、視界も悪い状態でした。体重も平均よりも少なく、草の芽などを食べて生き延びていたのでしょう。」
また同団体によると、羊の原種である野生のムフロンは自然に体毛が抜け落ちるが、バーラックのようなメリノ種の羊は飼育用に品種改良されており、体毛が伸び続けるそうだ。
バーラックの羊毛が刈られると、その重さはなんと35.4キロになったという。ビフォーアフターの写真を見ると、毛を刈った後のバーラックがとても小さく見える。現在は保護された他の羊たちとともに過ごしているという。
同団体がバーラックの姿をFacebookやTikTokに投稿すると、ユーザーからは「こんな体毛でオーストラリアの夏を過ごしていたなんて、相当大変だったに違いないよ」「きっとバーラックは生まれ変わったかのような気分だろうね」「まるで絵本に出てくるような話だ」など驚きの声が寄せられている。
ちなみに一度に刈り取られた羊毛の世界記録は、2015年に同じくオーストラリアで保護された“クリス(Chris)”という羊で41.1キロを記録した。しかしクリスは2019年に老衰で息を引き取ったという。
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