【海外発!Breaking News】抗うつ薬の副作用で死の淵をさまよった女性「私が今、生きていることは奇跡」(米)
TechinsightJapan / 2021年3月2日 4時0分
![【海外発!Breaking News】抗うつ薬の副作用で死の淵をさまよった女性「私が今、生きていることは奇跡」(米)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_762755_0-small.jpg)
病気を治すための薬が稀に副作用を起こすことがあるが、アメリカに住むある女性は数年前に抗うつ薬の副作用によって死の淵をさまようこととなった。女性は全身の皮膚がまるで焼け爛れたようになり、一時は昏睡状態に置かれたという。『The Sun』などが伝えている。
米テキサス州在住でデザイナーのクリスチャン・ベネットさん(Christan Bennett、29)が、5年前に体験した壮絶な薬の副作用について英メディア『The Sun』が伝えたところ、多くの関心を集めることとなった。
クリスチャンさんは2016年3月、うつ病を患ったことから医師に抗うつ薬の「ラミクタール」を処方されたという。
処方されたラミクタールを服用し始めた当初、クリスチャンさんは気分良く毎日を過ごすことができた。しかし3週間ほど経った頃から高熱が出はじめ、ひどい神経痛と頭痛などの症状に悩まされるようになった。また歯を磨いている最中に唇の皮膚が剥がれ落ちたそうだ。
心配になったクリスチャンさんが病院を訪れたところ、ラミクタールの副作用である中毒性表皮壊死融解症と診断された。その頃には全身が水ぶくれに覆われ、顔面は火傷を負って黒ずんだような状態となり、失明をする可能性も視野に入れねばならなかった。
クリスチャンさんはすぐに火傷専門の集中治療室で治療を受けることとなった。医師は彼女の肺と心臓への負担を軽くするため医学的に昏睡状態に置いた。そして3週間後に目覚めさせられたクリスチャンさんだったが、今度は消化管が爛れていたことで自力で呼吸することができなくなり、人工呼吸器を装着することとなった。
それから更に3週間後、ようやく自力で呼吸ができるようになった。しかし消化管の回復が完全ではなかったため9か月間はチューブで栄養を摂り、その間消化管の修復を含めた手術が14回も行われたとのことだ。必要な手術が全て済んだ後、クリスチャンさんは徐々に回復へと向かった。
容体が良くなったクリスチャンさんは自分の力で飲んだり食べたりできるようリハビリを続けた後、ようやく病院を退院することができた。その後3年間は仕事が出来なかったクリスチャンさんだが、現在はデザイナーとして活躍できるまでになった。そんなクリスチャンさんは自ら経験した試練について、次のように語っている。
「今は薬にとても慎重になっていて、処方されたことのない新しい薬は服用しないことにしています。」
「本当に私が今、生きていることは奇跡だと言えます。今もまだ入院していた頃のことを頭の中で整理しようとしています。もし同じような経験をしている人がいるなら、一日一日を大切にして欲しい。あなたは1人ではないのだから…。」
画像は『chrystanthemumss 2015年9月21日付Instagram「S/o to Urban Decay and the chick at Ulta that showed me how to wear makeup the correct way.」、2016年7月15日付Instagram「Gotta stop trying to hide.」』『mrs_angemi 2020年8月18日付Instagram「Mystery Diagnosis」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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