【海外発!Breaking News】骨折したハムスター、針に糸を通すような繊細な手術で無事回復(英)
TechinsightJapan / 2021年3月20日 21時50分
体重わずか20グラムという小さなハムスターが骨折し、その後ろ脚の手術を獣医は決意した。少しでも力の掛け方を間違えてしまえば失敗してしまう繊細な手術に獣医は小さな器具を揃えて奮闘し、手術は無事に成功したという。この獣医の凄技にSNSでは称賛の声があがっている。『Mirror』などが伝えた。
イングランドのランカシャー州にある動物病院「The Veterinary Health Centre」は先月8日、脚を骨折したハムスターの手術を行ったことをFacebookで公表した。
同動物病院に運び込まれたのは、ロボロフスキーハムスターの“スキ(Suki)”だ。同州プレストン在住のギルヘルメ・グーベアさん(Guilherme Gouveia、23)が、飼っているスキが脚を引きずって歩いていることに気付き診察に連れてきた。
担当した獣医のアン・リードさん(Ann Reid、54)は、ギルヘルメさんに「スキは脚を骨折しています。元気よく歩けるようになるためには手術が必要です」と伝えた。レントゲン写真でも、脚の骨が完全に折れてしまっていた。
ハムスターの体はとても小さく、その脚となると針に糸を通すような繊細な手術が必要になる。アンさんにとって難しい手術となるのは明らかだった。
「骨折を治療するためには骨を固定する必要があります。様々な方法がありますが、今回私は骨内部の空洞部分に金属プレートを入れて固定する、髄内釘固定という方法を選びました。」
「ハムスターの骨はもろく、少しでも力の掛け方を間違えてしまうと簡単に折れてしまいます。よって手術には細心の注意を払い、正確に行うことが求められます。さらに手術の際に用いる小さなピンなども用意しなければなりませんでした。」
手術に至るまでの苦労を明かしたアンさんだったが、さらに困難が待ち受けていた。
「問題になったのは、スキの体重が4分の3オンス(約21グラム)しかないことでした。このような場合には静脈内カテーテルを使用するのですが、スキにとっては大きすぎて使えませんでした。そこで獣医界で最も細い針であるインスリン用の注射針を代わりに用いました。」
アンさんが試行錯誤した結果、スキの手術は無事に成功した。飼い主のギルヘルメさんは「小さなスキの手術が成功し、素晴らしいの一言に尽きます」と喜んでおり、麻酔から覚めたスキにご褒美のエサをあげると元気に食べ始めたそうだ。
「手術の後には回復のため、スキを一時的に別の箱に入れていました。治るまでに1か月ほどかかりましたね。その間は回し車など普段遊んでいるものは使えなかったので、退屈しないように別のおもちゃをあげていました。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【海外発!Breaking News】5本目の脚を持って生まれた子犬 保護団体は「145年で初めてのケース」(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年5月5日 20時55分
-
「青汁王子」三崎優太氏が衝撃告白、バイク事故で左腕の「神経切れてました」「親指動かない」
日刊スポーツ / 2024年4月28日 18時5分
-
青汁王子、あおり運転被害で“血の海”さらに衝撃告白「後遺症で手が動かせなくなるかもしれない…」
スポニチアネックス / 2024年4月23日 19時45分
-
骨折して気がついた!「“健康意識の高い人の食事”ではいけない」脱・粗食のススメ
週刊女性PRIME / 2024年4月22日 8時0分
-
道端で動けない猫は骨盤骨折 「麻痺が残る可能性も」 過酷な手術とリハビリを乗り越えた先に幸せが待っていた
まいどなニュース / 2024年4月8日 17時30分
ランキング
-
1プーチン氏、戦術核演習を指示=「西側への対抗措置」
時事通信 / 2024年5月6日 19時13分
-
2バイデン政権、米国製弾薬のイスラエル輸送を停止か…ハマスとの戦闘開始後で初
読売新聞 / 2024年5月6日 17時10分
-
3ラファ東部から「10万人退避させている」 イスラエル軍
AFPBB News / 2024年5月6日 16時28分
-
4仏中首脳が会談=ウクライナ、貿易摩擦で溝
時事通信 / 2024年5月6日 23時52分
-
5中国、カナダの調査は「うそ」 総選挙に介入と報告書
共同通信 / 2024年5月6日 20時33分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください