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【海外発!Breaking News】寿司を無料で食べるため“サーモン”に改名する台湾の若者たち「明日には名前を元に戻すよ」

TechinsightJapan / 2021年3月21日 5時0分

【海外発!Breaking News】寿司を無料で食べるため“サーモン”に改名する台湾の若者たち「明日には名前を元に戻すよ」

改名を求め、多数の若者が役所に殺到する珍事が台湾で発生した。これは日本の回転寿司チェーン店「スシロー」の台湾法人が行った2日限定のキャンペーンが原因だった。政府が改名をしないようにと注意喚起する事態になり、地元メディアが“サーモンカオス”と呼ぶほどの混乱を招いた。『Metro』などが伝えている。

台湾スシローが行ったキャンペーンは、名前にサーモンを意味する“鮭魚”が入っている身分証明書を提示すれば今月17、18日の2日間に限り、本人を含め6人まで全品無料でメニューを堪能できるというものだった。このキャンペーンでは漢字が違っていても、“鮭魚”と同じ読み方であれば10%割引の対象になったという。

全品無料や10%オフは確かに魅力的であり、「名前に“鮭魚”が入っている人はラッキーだな」と思う人が大半だろう。しかしキャンペーンを知った台湾の若者たちは違った。

この話を耳にするや否や、多くの若者が自分の名前に“鮭魚”という文字を入れて改名するため、役所に押し寄せたのだ。

キャンペーンの割引を受けるためには身分証明書の提示が必要となるので、公的な改名手続きをしなければならない。台湾では人生で3回まで改名が認められており、新しい身分証明書の発行のためにお金はかかるが、80台湾ドル(約300円)ほどで済むという。

“鮭魚”と改名した人の中には「明日には名前を元に戻すよ」と、軽いノリで改名をした若者もいたようだ。



ネット上で拡散された身分証明書の写真にはしっかりと“鮭魚”の文字が入っており、中には他の文字と組み合わせて「サーモンの夢」を意味する“鮭魚之夢”と変更したりと遊び半分で変える人もいた。

地元メディアが“サーモンカオス”と呼ぶほどの社会現象となってしまったこの動きには、国も良い顔をしていない。政府関係者は「これは単に時間の無駄となるだけではなく、不必要な手続きを増やしてしまいます。みなさんには分別をわきまえていただきたいですね」とコメントしている。

もし親が子どもの名前を2回変えており、本人が知らずに“鮭魚”と改名してしまった場合には、名前を元に戻すことが不可能になってしまう。こういったケースもあるため、政府は注意を呼びかけた。

台湾スシローによると、2日間の合計で約1,000人がこのキャンペーンに参加し、無料で寿司を堪能したという。

このキャンペーンを利用したある2人組は合計で13,000台湾ドル(約5万円)の寿司を平らげたというが、「しばらくはサーモンを食べたくないね」と話している。

画像は『RTÉ 2021年3月18日付「Taiwan pleads with citizens not to change name to Salmon」(File pic)』『Metro 2021年3月19日付「Taiwan is having to urge people not to change name to ‘salmon’ for free sushi」』『Taiwan News Online 2021年3月19日付「Taiwanese man horrified to learn new name ‘Salmon Dream’ is permanent」(Photo from reader)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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