【海外発!Breaking News】排泄物から長さ18メートルの寄生虫 医師ら「タイ国内では過去50年で最長」
TechinsightJapan / 2021年3月27日 4時0分
タイ東北部ノーンカーイ県に暮らす67歳の男性の排泄物から、長さ18メートル超の寄生虫(サナダムシの一種)が見つかった。18メートルを超えるケースは非常に珍しく、医師らは「タイ国内の記録では、過去50年で最長」と驚きの声をあげている。『TheSmartLocal』などが伝えた。
タイ東北部にある寄生虫病リサーチセンター(Parasitic Disease Research Centre、以下PDRC)は今月21日、サナダムシの駆除薬ニクロサミド(虫下し)を飲んだ67歳の男性が、長さ18メートル超のサナダムシの一種を排泄したことを公表した。
男性はPDRCが無料で行っている巡回の寄生虫検査で、寄生虫に感染していることが判明。便の中から寄生虫の卵28個が見つかったため、今月19日に虫下しを服用した。そして翌20日、18メートル超の無鉤条虫(ウシ条虫)を排泄したのだった。
PDRCのFacebookでは、スタッフが便にまみれた無鉤条虫をいったん水で洗い、シートの上に並べて長さを測る様子が公開されており、18メートルにも成長した成虫は何本にも切れてしまっているのが見て取れる。
寄生虫に感染した原因や改善点について、PDRCのスポークスマンは「男性は東北部で人気の生の牛肉料理を頻繁に食べていました。汚染された生の牛肉が感染の原因と考えられ、今後はこれまでの食生活を見直す必要があるでしょう」と述べ、男性の家族にも検査を受けるよう勧めていることを明かした。
なお無鉤条虫は、虫卵を含む人の糞便から牛に感染し、牛の筋肉内で幼虫となる。幼虫は2~3か月で成虫となり、体長は4~12メートルになるという。ただ近年はサナダムシの駆除薬を毎年飲む地域が増えているため、男性のように腸内で18メートルにも成長する例は非常に珍しいという。
ちなみにこのニュースには「いったい何年寄生していたのか、考えただけで怖い」「これを見た後は、フェタチーニ(平べったいパスタ)を食べることができない」「生の牛肉は食べないことだね」「サラダもよく洗ったほうがいい」「排泄物にまみれた寄生虫を取り出すなんて、なんて大変な仕事だろう」「ここまで大きく育っていながら気が付かないとは…」といった声があがっている。
画像は『ศูนย์วิจัยโรคปรสิต Parasitic Disease Research Center 2021年3月21日付Facebook、2021年3月23日付Facebook「ยาสำหรับกำจัดพยาธิตืดมาเป็นข้อมูลให้ศึกษาสำหรับท่า」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
お家の猫ちゃん…「お猫様」になっていませんか ネットの情報に振り回されて、どうか“迷宮”に入り込まないで
まいどなニュース / 2024年5月3日 17時0分
-
春の川沿いに大量発生する小虫の正体とは? 人体への影響は?
ウェザーニュース / 2024年4月25日 11時32分
-
香川照之、おそろコーデの1歳児に“昆虫談義”「このお子さんは…」「虫の英才教育ですね」
ORICON NEWS / 2024年4月22日 16時52分
-
「トコジラミ」春から活発化 “従来の駆除剤”が効かない場合も 対策をアース製薬に聞く
オトナンサー / 2024年4月10日 7時10分
-
化学薬品なし、熱処理でミツバチの寄生虫を駆除。ロボット×AIの人工巣箱「BeeHome 4」
Techable / 2024年4月5日 18時0分
ランキング
-
1習近平氏が5日から5年ぶりに訪欧、米国の対中圧力に対抗 欧州の足並み乱す狙いも
産経ニュース / 2024年5月4日 19時48分
-
2台湾地震1か月、花蓮の観光客激減・夜市は閑散と…「惨たんたる状況だ」
読売新聞 / 2024年5月4日 18時34分
-
3ガザ休戦、詰めの駆け引き ハマス、カイロで交渉開始
共同通信 / 2024年5月5日 0時12分
-
4要衝陥落「時間の問題」 兵器不足、交渉も視野
共同通信 / 2024年5月5日 7時43分
-
5最大の脅威は「ウクライナ戦争ではなく中国」 トランプ陣営のシンクタンクが提言書出版へ
産経ニュース / 2024年5月4日 17時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください