【海外発!Breaking News】 “ブサイク”と呼ばれた野良猫 「一目ぼれ」した女性に引き取られて幸せに(独)
TechinsightJapan / 2021年3月29日 21時50分
しかめっ面の表情のせいで“ブサイク”とあだ名を付けられた猫は、保護施設で新しい飼い主を待っていた。この元野良猫は感染症など多くの健康問題を抱えていたことでなかなか飼い主が見つからなかったが、1人の心優しい女性がこの猫に一目ぼれし、今は女性の愛情を一身に受けて幸せに暮らしているという。『The Dodo』などが伝えた。
ドイツで野良猫として過ごしていた“ビーン(Bean)”は昨年、アニマルシェルターに保護された。ビーンは目に感染症を患っており他にも健康問題を抱えていたが、スタッフたちの懸命な治療により健康を取り戻すことができた。
ビーンはその後、新しい家族を探すことになったが、名乗り出る人はなかなかいなかった。その原因はビーンの見た目にあったという。
ビーンの顔は通常よりも平面的で、感染症の影響か眉間にシワが寄っているようなしかめっ面の表情をしていた。お世辞にも可愛らしいとは言えないその顔のせいか、ネット上に写真を公開して飼い主を募集してもなんの反応もなかったという。
数か月が経過しても新しい家族が見つからないビーンだったが、フランシスカ・フランケンさん(Francisca Franken)という女性から声がかかった。
当時は新しい家に引っ越したばかりで、猫を飼おうと考えていたフランシスカさんは「シェルターのサイトを見ているときにビーンの写真が出てきて、こんな顔の猫は見たことが無かったので最初は笑ってしまいました。でも次の瞬間には恋に落ちてしまったのです」と明かしている。
「ビーンの見た目は特別に可愛くて、『すぐに会わないと』って思いましたね」と話すフランシスカさんは、同シェルターにビーンを引き取ることは可能かどうか連絡した。
「シェルターの人に『あなたが飼いたいと思っているのは本当にビーンで間違いない?』って言われましたよ。それまでビーンについて問い合わせする人はほとんどいなかったようで、シェルターのスタッフに『間違い電話ではないですよね?』と再度確認されました。」
笑いながらスタッフとのやり取りを明かしたフランシスカさんは、ビーンと初対面した当時を次のように振り返る。
「想像していたよりもとても美しい猫で、思わず涙してしまいました。全体的に小さくて、手足や尻尾は短く、顔は見たことないくらい平面的でしたね。」
ビーンは3~4歳と推定されており、年齢のわりに体が小さかった。フランシスカさんが部屋に入るとビーンはベッドから飛び降り、すり寄ってきたという。
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