【海外発!Breaking News】寿命が迫り歩けなくなった高齢犬 飼い主が可動式ベッドを作り最後に大好きな海へ(米)
TechinsightJapan / 2021年4月14日 4時0分
どんなに愛情を注いで世話をしていても、愛犬との別れは必ず訪れる。愛犬の寿命を悟った旅好きの夫婦は、歩けなくなってしまった愛犬専用の可動式ベッドを作り上げ、大好きなビーチに連れて行った。1週間滞在して存分に海風を満喫した犬は、2か月後に息を引き取ったという。『FOX 35 Orlando』などが伝えている。
米ジョージア州在住のトム・アントニオさん(Tom Antonino)とローレン・アントニオさん(Lauren Antonino)は、チェサピーク・ベイ・レトリーバーの“ココア(Cocoa)”を子犬の時から飼っており、一緒にたくさんの場所へ旅行に出かけた。
「ココアは外に出かけるのが好きで、私達がよくビールを飲みに行くお店の音楽を聴くのも大好きでしたね。家では他の飼い犬の“キンバル(Kimbal)”と“マチャ(Matcha)”、そして私達の子どもが飼っている“フランキー(Frankie)”とともにバルコニーや芝の上に座っているのもお気に入りでした。」
そう話すローレンさんだが、ココアは16歳と人間で言えば約80歳の高齢となり、昨年の8月から歩くことができなくなってしまった。
「歩けなくなってしまいましたが、ココアは痛みを感じることは無いようだったので、大好きなお出かけに連れて行ってあげられないのは辛いと思ったんです。そこで横になったままでも移動できる台を用意しようとトムが思い付きました。車を修理する時に滑るようにして車の下に入るような台です。」
トムさんとローレンさんはその台の上にベッドを乗せ、ココア専用の可動式ベッドを完成させた。
そして今年の1月、よく一緒に訪れていたというバージニア・ビーチにココアを連れて行くことができた。「ココアはベッドに横になっていても頭を上げて海の風を感じ、人々や他の犬が遊んでいる様子を見て楽しんでいました」とローレンさんは振り返っている。
バージニア・ビーチ周辺に住んでいるというキャリー・コーペンヘイヴァーさん(Carrie Copenhaver)は、ココアの特製ベッドを目にして思わずトムさんとローレンさんに声をかけたという。
経緯を聞いたキャリーさんは2人のココアへの愛に溢れた行動に感動し、このストーリーをFacebookでシェアした。すると「これこそが愛だ」「思いやりの心に涙が出た」「ココアも本当に嬉しそう」「素敵な関係だ。16年の愛と絆が生み出したんだね」などのコメントが殺到した。
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