【海外発!Breaking News】「人間は残酷」ホッキョクグマからピカチュウまで 犬を変身させる飼い主たち
TechinsightJapan / 2021年4月15日 20時0分
犬の健康を維持したり、ケガを防ぐなどの目的で行われるトリミング。犬種によっては欠かせないものだが、なかには犬を別の生き物に見えるように毛をカットしたり、染めたりする飼い主がいるようだ。これまでホッキョクグマ、パンダ、トラ、人気キャラクター“ピカチュウ”などに変身させられた犬が話題になり、批判が相次いだり、物議を醸している。
まず2019年に注目されたのは、遠目から見ると「ホッキョクグマにしか見えない」と驚かせた米ミズーリ州のプードル。飼い主であるレイチェル・リン・マックギニスさんはペット美容室を経営するペット美容師で、レイチェルさんが愛犬“ビジュー”(当時12歳)をホッキョクグマに変身させた。レイチェルさんによると、ホッキョクグマのような毛にするには11か月を要し、その後ビジューの休憩時間を挟みながら2時間かけて毛をカット、大量のヘアスプレーで毛を固めたという。
これまでにビジューはドラゴンや孔雀、馬など様々な生き物にレイチェルさんの手によって変身しているが「より風変わりなデザインがいいわね。自分の創造性を自慢できるし」とレイチェルさんは意欲的で、「みんなビジューの写真を撮りたがるの。撫でるためにわざわざ車から降りてくる人もいるぐらい。ビジューは、なんといっても注目を浴びて撫でられたりするのが大好きだから、いろんなデザインになって嬉しがっているようね」と語っている。
また2020年6月には、中国四川省で小さなパンダにリードをつけて街中を散歩させる映像が世間を仰天させた。いくら中国でもこれがパンダであるはずがなく、その正体はパンダのように白と黒に毛を染めたチャウチャウ犬で、飼い主のヤン・ヤンさん(Yang Yan)は「(愛犬の)メイニューはもともとパンダに似てるから、いっそのことパンダのようにしてしまおうと思ったのです」と動機を明かした。ヤン・ヤンさんは「メイニューの染色に使っているのは、天然素材だけですよ。健康に害がないように、ボウルのなかで植物と水を混ぜたものなのです」とも説明した。
他にも具体的な効果を期待して犬を別の動物にカモフラージュした例もある。2019年にはインドのカルナータカ州ナルル村で作物を荒らす猿除けのため、飼い犬の“ブルブル(Bulbul)”にトラ柄の模様をペイントしたことが話題になった。ラブラドール・レトリバーであろうブルブルがトラに変身してから猿による作物被害がなくなったため、他の農家もこれを真似たそうだ。
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