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【海外発!Breaking News】世界最小の警察犬、パートナーだった保安官をがんで亡くし数時間後に天国へ(米)

TechinsightJapan / 2021年4月22日 21時50分

【海外発!Breaking News】世界最小の警察犬、パートナーだった保安官をがんで亡くし数時間後に天国へ(米)

がんと闘っていた保安官が亡くなった数時間後、彼のパートナーとして10年間ともに働いた1匹の警察犬が息を引き取ったというニュースがアメリカより届いた。世界最小の警察犬としてギネス世界記録にも認定された警察犬と保安官の死に、家族は「同じ墓に埋葬するつもりです」と明かしており、強い繋がりで結ばれたコンビはこれからも同じ時間を過ごしていくようだ。『People.com』などが伝えている。

米オハイオ州ジアーガ郡の病院で、ダン・マクレランドさん(Dan McClelland)ががんにより67歳でこの世を去った。ダンさんは保安官として44年間、同郡にて市民の安全を守り続けてきた。

保安官としての最後の10年をともに駆け抜けたのは、警察犬でチワワとラット・テリアのミックス犬“ミッジ(Midge)”だった。麻薬探知犬として活躍していたミッジは、2006年に世界最小の警察犬としてギネス世界記録に認定された。

ミッジは他の警察犬にはない小さな体格を活かし、車の下に潜り込んで追跡するなどの捜査を担ったという。またオフィスではダンさんの膝の上で過ごし、小さな体の特権を大いに満喫していたそうだ。

引退したダンさんの後任となった保安官のスコット・ヒルデンブランドさん(Scott Hildenbrand)は「ダンは本当にフランクで面白い奴だったよ。イベントでダンとミッジを乗せてゴルフカートを走らせた時、『ミッジとお付きの男はここだよ!』とダンはジョークを飛ばしていたね。ミッジはたくさんの人に撫でてもらっていて、ダンよりも人気者だったと思う」と明かしている。

スコットさんが話す通り、その人気ぶりでダンさんとミッジは一緒にトーク番組に出演したり、雑誌『PLAYBOY』などにも取り上げられた。



明るい人柄のダンさんとミッジのコンビは同僚からも好評だったこともあり、ダンさんが2016年にミッジとともに引退を公言した時は多くの人が驚いたという。スコットさんは「彼は長い間勤めていたし、何よりこの地域とこの仕事が大好きだった。引退しないんじゃないかと思っていたよ」と当時を振り返った。

ダンさんは妻ビバリーさん(Beverly)やミッジとともに、車で国内を旅するために引退を決意したという。余生を楽しんでいたダンさんだったが、ほどなくしてがんとの闘病生活が始まった。

そして今月14日、ダンさんは入院先の病院で生涯の幕を閉じた。警察犬としての時間を全てダンさんと過ごし、引退後も一緒に生活してきたミッジは、ダンさんとの間に表現しがたいほどの強い絆を感じていたのだろう。ダンさんの死の数時間後、追いかけるようにして16歳だったミッジも自宅で静かに息を引き取った。

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