【エンタがビタミン♪】水川あさみ、UFOに吸い込まれるCMから『ミッドナイトスワン』まで多彩な演技の秘訣は「覚悟」と「ムチ」か

女優・水川あさみがUFOに連れ去られるシュールな展開を描いたトイレットペーパーの新CMをSNSで投稿したところ、「水川さんて面白いなー」と反響があった。水川と言えば、3月に日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『ミッドナイトスワン』で育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親役を演じたのが記憶に新しい。そんな風にコミカルからシリアスな役柄までこなす秘訣はどこにあるのだろうか。

水川あさみを起用したトイレットペーパーの新CM『「驚きの長持ちロール」篇』は、買い物を終え駐車場で商品の説明に目を通してメリットに感激した水川が、空に出現したUFOに吸い込まれて浮遊しても全く気づかずにひたすら商品に感激し続ける状況を熱演。最後は宇宙人に遭っても怖がるどころか「ワレワレハウチュウジンダ」的な声色を真似て商品をアピールする。水川が4月27日にインスタグラムで動画を公開したところ、フォロワーが「素敵すぎます」、「love it」、「吸い込まれていくのちょっと笑いました」、「早く帰ってきてくださいね」と和んでいた。

映画『ミッドナイトスワン』は、新宿のショーパブで働くトランスジェンダーの主人公・凪沙（草なぎ剛）の元にやってきた遠い親戚の少女・一果（服部樹咲）を通して様々な愛の形を描いた作品である。水川は若くして一果を出産するも、酒に飲まれ自暴自棄になり育児放棄とネグレクトに走ってしまう母親・早織役を演じ、劇中では草なぎと対立する関係にあった。

昨年9月に水川がインスタグラムで「取材時に撮った剛っさんとの2ショット」と草なぎと笑顔でポーズする1枚を投稿したところ、フォロワーから「（映画を）一番最初に見た時は、ずっと早織に腹が立って仕方なかったけれど、何度目かの時は早織に感情移入出来て、舞台に上がったシーンと卒業式のシーンで涙が止まりませんでした。演技派のあさみちゃんだからこそだと思います」と反響があるなか、別のファンによる「あさみちゃんの一生懸命頑張ってる姿を見たい。あさみちゃんのハートのムチ、エッチのムチ、セクシーのムチ、変態のムチ、ひげのムチ、つねげのむち、おっさんのむちをすべて見してほしい。あさみちゃんの今までのやってきた事は何一つ間違ってないから。全て全部成功してるから…」と評す声が見受けられた。



映画『喜劇 愛妻物語』（2020年9月11日公開）で水川あさみと夫婦役を演じた濱田岳は、第12回TAMA映画賞授賞式で挨拶するなか『喜劇 愛妻物語』の印象深いシーンを振り返りながら役柄について「水川さんからの愛のムチや、日々罵声を浴びせられても1ミリも響かない男だった」と話しており、やはり水川を表現するうえで「ムチ」をイメージしがちなのかもしれない。