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【海外発!Breaking News】「視力が落ちた妻の髪を巻いてあげたい」美容学校の門を叩いた79歳男性に「これぞ真の愛」(カナダ)

TechinsightJapan / 2021年5月4日 6時0分

【海外発!Breaking News】「視力が落ちた妻の髪を巻いてあげたい」美容学校の門を叩いた79歳男性に「これぞ真の愛」(カナダ)

プロの美容師を目指す学生が学ぶ美容専門学校に先月下旬、79歳の男性が突然「レッスンを受けたい」とやってきた。男性は、視力が低下しこれまでのようにおしゃれを楽しむことができなくなった妻のために髪の巻き方を学びたかったという。心温まるニュースを『CTV News Winnipeg』『Red Deer Advocate』などが伝えている。

カナダのアルバータ州レッド・ディアにある美容学校「デルマー・カレッジ・オブ・ヘアー・アンド・エステティックス(Delmar College of Hair and Esthetics)」に先月22日、初老の男性が「レッスンを受けたい。学校長と話ができないか」とやってきた。

学校長のキャリー・ハンナさん(Carrie Hannah)は「男性に話を聞くと、『妻の視力が低下し、これまでのように髪を巻くことができなくなった。またカールアイロンで何度も熱傷を負っている。僕が妻の代わりに髪を巻いてあげたいから、ここでレッスンを受けることができないだろうか』と言うではありませんか。私はこの業界で31年間も働いていますが、あんな生徒は初めてでしたよ」と当時を振り返る。

驚きながらもキャリーさんは、生徒の一人であるブリトニー・スミスさん(Britney Smith)に男性のインストラクターになってもらい、マネキンを使ってカールアイロンを使った髪の巻き方を教示した。また「マスカラを塗る時に、目を刺してしまうようだ」という話を聞いて、マスカラのレッスンもしたという。



キャリーさんは「男性はそのうち、財布の中に入っていた妻の写真を取り出してみんなに見せてくれました。『これが僕の美しい妻だよ』とね。本当に誠実で、まじめな人柄が伝わってきましたよ」と述べ、このように続けた。

「男性がやってきたことでみんなの士気が高揚し、本当に気分が良かったですよ。こんな時代ですし、ちょうど明るい話題が必要でしたからね。それに『おしゃれが大好きな妻をどうしても助けたい』という心遣いを感じ、インストラクターとして冥利に尽きるものがありました。」

『Good News Movement』によると、男性は妻と結婚して50年になるという。キャリーさんには「名前を出さず、顔がはっきりとわからないようにすること」を条件にSNSへの投稿を許可してくれたそうで、キャリーさんは最後にこのように語った。

「男性はあの日、妻についてとても嬉しそうに話していました。きっと心から愛しているのでしょうね。」

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