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【海外発!Breaking News】言語障がいのある4歳児、発作を起こした母を救う おもちゃのパトカーの「999」を見て緊急通報(英)

TechinsightJapan / 2021年5月8日 6時0分

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イギリスでは緊急通報番号「999」に電話をかけると、警察・消防・救急に繋がる。このたび言語障がいを持つ4歳の男の子が、発作を起こして倒れた母親を救おうと「999」に緊急通報した。男の子は咄嗟の判断で大好きなパトカーのおもちゃに書かれていた「999」を見て通報しており、助けられた母親は『The Sun』などのインタビューに応じ、「息子を誇りに思う」と語った。

英ノッティンガム在住のシャーロット・カーンさん(Charlotte Khan 、25)は今月1日の昼頃、非てんかん発作を起こして意識を失った。夫のディラワーさん(Dilawer)は仕事のため不在で、シャーロットさんは息子のエッサ君(Essa、4)と2人きりだった。

シャーロットさんは「倒れた時に水槽に頭をぶつけたのは覚えているのですが、それ以降の記憶はありません。気づいた時には3~4人の警察官に起こされ、『何が起きたのですか?』と質問されました」と当時を振り返る。

警察官はエッサ君が「999」に緊急通報してきたことや到着してからのエッサ君の行動を一通り説明してくれたそうで、シャーロットさんは「話を聞いて、まさかと思いました」と語ると、次のように続けた。

「実は息子は言葉に遅れがあり、しっかりとした会話をすることはできません。その息子が緊急通報し、オペレーターと17分も話をしたというのです。オペレーターが聞き取れたのは、『ママ、倒れた(Mumma fell down)』『ママ、助けて(Mumma help)』などたどたどしい言葉だったようですが、息子は駆けつけた警察官が家のドアをノックするとまず、窓から誰が来たかを確かめたようです。それが警察官だと確認すると、ドアの郵便受けを通して家の鍵を渡したのです。」



「警察官がやってきてからしばらくすると救急隊が駆けつけ、私は怪我をした頭の手当てを受けました。水槽にぶつけて頭を切っていたのです。」

「私は息子の冷静な行動に『まさか! 信じられない』と驚きました。これは後で知ったのですが、エッサが緊急通報できたのはパトカーのおもちゃに『999』と書かれていたからだそうです。エッサは警察官たちに、大好きなパトカーや消防車、ヘリコプターなどのおもちゃを得意げに見せていたそうですよ。」



なおシャーロットさんは非てんかん発作に悩まされるようになって7年になるそうで、「もしエッサが通報していなければと思うとゾッとします。的確な判断で私を助けてくれたエッサを誇りに思っています」と笑顔で話している。

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