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【海外発!Breaking News】生後5週間で毛が抜けたネコ、オオカミに似た希少なウルフキャットと判明(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年5月14日 21時0分

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約7か月前、妊娠中の2匹の保護ネコがほとんど同時期に計12匹の赤ちゃんを産んだ。子ネコ誕生から1か月が過ぎた頃、飼い主の女性はその中の1匹が他の子と明らかに違うことに気が付いた。『Mirror』『Bored Panda』などが希少なネコの誕生を伝えている。

米メイン州に住むプロの写真家ブリアナ・ワルトンさん(Brianna Walton、29)は自他共に認めるネコ好きだ。自宅では引き取り手がないネコを一時的に預かるボランティアをしており、約7か月前に妊娠中の2匹が計12匹の赤ちゃんを産んだ。

ブリアナさんは「1匹が赤ちゃんを産んだ6日後にもう1匹が出産し、その後は母ネコ2匹で12匹の子ネコの面倒を見るようになりました」と明かし、このように続けた。

「しばらくすると、子ネコの中に1匹だけ母ネコにもきょうだいにも似ていないメスネコがいることに気付きました。私はその子に“グレイシー(Gracie)”と名付け、様子を見ることにしました。」

「グレイシーが誕生して5週間が経つと、フサフサだった被毛がどんどん抜け落ちていきました。まず顔の毛が抜け、約2週間で身体の毛のほとんどがなくなってしまったのです。」



こうしてブリアナさんは「グレイシーは病気ではないか」と心配し獣医に相談した。しかし獣医は検査もせずに「グレイシーは『フィーバーコート』だった可能性もありますね。母ネコが妊娠中に熱を出したり、ストレスを感じたことで、誕生時のグレイシーの被毛が白やグレーだったのかもしれません」と説明し、さらに意外な事実を告げたのだった。

「グレイシーはウルフキャット(オオカミのようなネコ)の“ライコイ(Lykoi)”ですよ。」

ライコイとはギリシャ語でオオカミを意味するが、歴史は浅く、米テキサス州に本部を置くネコの血統登録機関「TICA」がライコイを新品種として認定したのは2012年のことだ。



専門家によると、ライコイは個体によって違いはあるものの生後数週で被毛が抜け始め、しばらくするとまた発毛する。しかしながら目、鼻、マズル、あごの周りは無毛に近く、アンダーコートは無い。また被毛のパターンは「ローン」と呼ばれる白と黒が入り交じったもので、これらの特徴がオオカミのような印象を与えるのだという。



ブリアナさんは「ネットでリサーチしていくうちに、ライコイは短毛の普通のイエネコに自然発生的な遺伝子の突然変異で誕生することを知りました。そんな希少なネコが、まさか我が家で誕生するとはラッキーでしたね」と語り、グレイシーの母ネコについて聞かれると「2~3か月前に病気で亡くなった黒ネコだと思いますよ」と明かした。

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