【海外発!Breaking News】6歳息子へ「ママは長くは生きられない」と伝える前に 母親が「私の涙の全てを出し切らせて!」とツイート(カナダ)
TechinsightJapan / 2021年5月23日 5時0分
6歳の息子を遺して逝かなければならない母の気持ちとはいかばかりか。43歳の母親が息子に「ママは長くは生きられない」と伝えようとしたその日、母は溢れる涙を止めることができず、Twitterに自分の気持ちを吐露した。『Good Morning America』などが、切なく温かいニュースを伝えている。
カナダのモントリオールに住む神経科学者ナディア・チャウドリさん(Nadia Chaudhri、43)は昨年、ステージIII期の卵巣がんと診断された。
パキスタン南部カラチ出身のナディアさんは、17歳でアメリカの大学に進学し、大学院を修了後の2010年にモントリオールのコンコーディア大学で講師として働き始めた。また同大学では研究所を設立し、アルコールが脳に与える影響などについてリサーチを続け、夫との間には息子(6)にも恵まれた。
公私ともに充実した生活を送っていたナディアさんだが昨年9月、卵巣がんの治療のために研究所を閉鎖せざるを得なくなり、数回にわたる化学療法や子宮摘出手術を受けた。しかし5月初旬、腹部膨満感や激痛を訴えて緊急入院し、医師にがんの再発を告げられた。
ナディアさんは「あの状態での卵巣がんの再発というのは、末期であることを突きつけられたと一緒。そうなると治療法はなく、できることといえば時間稼ぎをすることだけ」と明かし、「夫と私が最初に考えなければいけなかったのは、6歳の息子のことだった」と語るとこう続けた。
「夫と話し合い、息子に今までの治療が上手くいっていないことや、私の身に何が起こっているのかを伝えなければ…ということになったの。息子は私ががんであることも、化学療法を受けたのも知っている。でも私の今の状態がどれだけ深刻なのかは理解していなかったから。」
「そして『今日は息子と話をしよう』と迎えた5月11日のこと。朝目覚めると涙がとめどなく溢れてきたわ。精神的に打ちのめされてしまって。」
「それでふと、『私のことを良く知る友人や家族、同僚に、今の気持ちをぶつけてみよう』と思って、Twitterにこう書いたわ。」
「今日は息子に、私ががんで余命僅かなことを伝える日。息子がそんなことを耳にしなければいけない状態にまで追い込まれてしまったの。だからこの場で私の涙の全てを出し切らせて! そうしたら私は今日の午後、勇敢になれるから。この場で私の悲しみを全て吐き出させて! そうしたら私は息子を慰めることができるから。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
不妊治療に非協力的な夫が許せない30代女性「時間が限られているのに…別れたほうがよいでしょうか」【看護師・僧侶の玉置妙憂さんがアドバイス】
まいどなニュース / 2024年9月16日 20時0分
-
子宮頸がんで逝去、医師で母の彼女が遺した思い 娘を持つすべての女性に伝えたい「大切なこと」
東洋経済オンライン / 2024年9月13日 10時0分
-
「すべてを奪われた」妻の不倫と離婚宣言に苦悩する40代男性へ 看護師・僧侶の玉置妙憂さんが説く『執着心の正体』
まいどなニュース / 2024年8月31日 20時5分
-
過去最高を記録した「熟年離婚」に後悔の声も…専門家が指摘する3つのデメリットと回避方法
オールアバウト / 2024年8月29日 22時5分
-
「死にたい!と泣き叫んだ」立花理佐、直腸がんで手術後にうつ病発症、それでも前を向いたきっかけ
週刊女性PRIME / 2024年8月27日 11時0分
ランキング
-
1トランプ氏また暗殺未遂の異常事態 容疑者は元支持者、11時間超待ち伏せか 分断進む米社会「トランプ氏への批判的な報道が関係も」
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月17日 15時14分
-
2ウクライナの長距離ミサイル使用可否、各加盟国の判断=NATO事務総長
ロイター / 2024年9月17日 13時38分
-
3ロシア極東、退役原潜82隻解体 国営企業「ソ連の核遺産が消滅」
共同通信 / 2024年9月17日 16時53分
-
4マスク氏「誰もバイデン氏やハリス氏狙わない」と投稿、批判殺到
ロイター / 2024年9月17日 5時11分
-
5イラン大統領、敵対姿勢やめれば「米国も兄弟だ」…異例の発言で制裁解除など呼びかけ
読売新聞 / 2024年9月17日 17時21分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください