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【海外発!Breaking News】大学生5人がケンタッキーフライドチキンのアプリ不具合を悪用 被害総額は300万円以上に(中国)

TechinsightJapan / 2021年5月26日 6時0分

【海外発!Breaking News】大学生5人がケンタッキーフライドチキンのアプリ不具合を悪用 被害総額は300万円以上に(中国)

ケンタッキーフライドチキンの公式アプリの不具合を発見した中国の大学生5人組が、料金を支払うことなく商品を注文し続けていたことが発覚し逮捕された。大学生らは不具合を利用してビジネスを展開していたと言い、約半年続いていた不正行為により発生した被害総額は300万円以上に上ったという。『Global Times』などが伝えた。

今回逮捕されたグループの主犯格である中国江蘇省出身のシュー(Xu、23)がアプリの抜け穴を発見したのは、2018年4月のことだった。

その手法は、ケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)の公式アプリからクーポンを購入し、中国のメッセンジャーアプリ「ウィーチャット(WeChat)」にて払い戻しを行うものだった。

公式アプリとウィーチャットの間にシステムの抜け穴があり、ウィーチャットで払い戻しを行ってもクーポンは手元に残ったままで、そのクーポンを使って無料で商品を購入することができてしまったという。

この不具合を偶然発見したというシューは、当時「大喜びした」と明かしており、お金を払うことなくKFCの食事を楽しんだ。

しかしこれだけでは満足しなかったシューは、手に入れたクーポンを販売することで利益を出すビジネスを始めたのだ。

効率を高めるためシューはクラスメイト4人に声をかけ、オンラインで通常よりも安い価格で販売を続けた。そして約半年かけてシュー単独で5万8千元(約98万円)、他の4人のクラスメイトの分も合わせると合計20万元(約340万円)以上の損害をKFC側に与えたと報じられている。

裁判官は「アプリのバグを十分に認識した上で、故意に虚偽の取引を行って不正に利益を得たため詐欺罪が成立する」と今回の事件についてコメントしており、シューは詐欺と犯罪方法を他人に伝授した罪で懲役5年の判決が下された。

しかしKFC側に罰金6千元(約10万円)を支払うことで、刑期を2年6か月に短縮させたという。また他の4人にも、懲役15~30か月と1~4千元(約1万7千~6万7千円)の罰金が科された。

今回の事件には、中国国内から「処分が厳しすぎる」「アプリのシステムに抜けがあったことをもっと批判するべき」などの声があがっている。

画像は『Twisted 2021年5月20日付「FIVE STUDENTS JAILED AFTER EXPLOITING GLITCH ON KFC APP TO ORDER UNLIMITED FRIED CHICKEN FOR FREE」(Credit: Alamy/Sylvain ROBIN)(Credit: Alamy/Yau Ming Low)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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