【海外発!Breaking News】墓石に刻まれたお菓子のレシピ 死後も笑顔を届ける心優しき女性(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年5月31日 21時0分
アメリカの墓地にお菓子の“ファッジ”のレシピが記載されたユニークな墓石があり、ネット上で話題を呼んでいる。これは本人が生前に墓に刻んでほしいと願っていたもので、子ども達が実現させたものだ。「人と分かち合うことを大切にしてきた母の自慢のレシピです」と、娘が『FOX 13 News Utah』のインタビューで明かした。
話題のお墓があるのは、米ユタ州キャッシュ郡のローガン墓地で、2019年に97歳で亡くなったキャサリン・アンドリュースさん(Kathryn Andrews)が眠っている。
通常は名前や没年月日などを刻む墓石のみが置かれるが、キャサリンさんの名前が刻まれた墓石の隣にはもうひとつの墓石が建てられており、その一面には次のようにお菓子“ファッジ”のレシピが記載されている。
「ケイ(キャサリンさんの愛称)のファッジ」
「板チョコ2枚と大さじ2のバターを弱火でかき混ぜながら溶かす」
「牛乳1カップを混ぜ、沸騰させる」
「砂糖3カップと小さじ1のバニラエキストラクト、塩を一つまみ入れ、ソフトボール状になるまで煮詰める」
「大理石の板の上に注ぎ、冷やして食べる」
シンプルにレシピが書かれたこのお墓には、2000年に亡くなった夫のウェイドさん(Wade)が先に埋葬されており、キャサリンさんも同じお墓に入ったと娘のジャニス・ジョンソンさん(Janice Johnson)は明かす。
「母は本当に人が大好きで、人が集まるときにはよくこのファッジを作っていました。また辛い思いをした子どもに出会った時に渡せるよう、チョコレート風味のタフィー“トゥッティロール(Tootsie Rolls)”を常に持ち歩いていましたね。」
キャサリンさんの心優しい人柄を表すように、レシピの最後には「彼女がいる場所は、いつも笑顔で溢れています」と書かれている。
また同じ墓石の側面には絵柄が入っており、これはウェイドさんが亡くなった時に刻まれたものだった。
ウェイドさんは第二次世界大戦において空軍キャプテンとして活躍し、戦後は大学で社会学の博士号を取得して教授として働いた。戦前に出会った2人は一度しかデートすることができなかったが、ウェイドさんは無事に帰還すると、キャサリンさんにダイヤモンドを渡してプロポーズしたそうだ。
そんなウェイドさんのことが大好きだったというキャサリンさんが、ウェイドさんの生涯を象徴するように飛行機や角帽などの絵柄を選んだという。
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