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【海外発!Breaking News】「ズボンがはけない」「嫌いなサラダが食卓に」…緊急事態でないのに911コールした子供たち

TechinsightJapan / 2021年5月30日 18時57分

【海外発!Breaking News】「ズボンがはけない」「嫌いなサラダが食卓に」…緊急事態でないのに911コールした子供たち

緊急通報と言えば、事件や事故、急病や火災など文字通り“緊急を要する事態”に行うものだ。アメリカやカナダなどでは“911”が緊急通報用電話番号だが、過去には意外な用件で911にダイヤルしてしまった子供たちがいるという。

まずは2016年に911に電話をかけてニュースとして取り上げられた米サウスカロライナ州に暮らす当時2歳の女の子、アリーヤちゃんの例だ。保安官代理のマーサ・ローンズさんがこの通報を受けたが、赤ちゃんのような声が聞こえたものの電話はすぐに切れてしまったため、マーサさんは発信元の住居を訪問することにした。



マーサさんがドアベルを鳴らすと、玄関からアリーヤちゃんが元気に飛び出してきたという。アリーヤちゃんのズボンが膝までしかはけていないことに気づいたマーサさんは、アリーヤちゃんがズボンをはくのを手伝ってあげた。今回の通報についてマーサさんは「アリーヤちゃんがズボンをはけなくて助けを求めてきたようです」と話しているが、その証拠にズボンをはき終えたアリーヤちゃんは笑顔でマーサさんにハグしてきたそうだ。



アリーヤちゃんの母親ペブルス・ライアンさんは「アリーヤはYouTubeを見たり、電話をかけたりと携帯電話をよく使っています。911コールについても話をしたことがありますが、実際にナンバーを覚えていて保安官に助けを求めたことに驚いています」と語っている。今回の件を受けて、アリーヤちゃんはひとりで簡単に着脱できるズボンを買ってもらったという。

また2018年には米コロラド州で当時10歳の少年が「あの、緊急事態ではないんだけど…」とためらいがちに通報してきたという。「今、算数の宿題をしているんですが、71を3052で割るとどうなるのか分からなくて…」と言う少年に、オペレーターのクリス・クロウさんは少年を叱ることなく「わかった、手伝ってあげるよ。今すぐに答えが浮かばないからちょっと待って」と対応した。いくつかのやり取りをしたところ、少年は3052を71で割った答えを求めていることにクリスさんは気付き、丁寧に計算機で答えを確認して「計算すると42.98と出るね。切り上げると答えは43になるかな」と伝えたそうだ。少年はクリスさんに礼を述べ通話は終了となった。

同じく学校で出された宿題の答えが分からないと911コールした例は他にもある。2019年には米インディアナ州で少年が「ものすごい量の宿題があるんだけど…」と911に緊急通報してきたという。通報を受けた女性オペレーター、アントニア・バンディさんは、宿題の内容とつまずいている問題を聞き出すと、算数の分数の問題を一緒に解いてあげた。最後まで少年の対応をしたアントニアさんには「これは微笑ましい。アントニアさんありがとう」「なんて素晴らしいの。少年の一日を良い日にしてくれてありがとう」といった称賛の声が集まった。

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