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【海外発!Breaking News】五輪初トランスジェンダー選手の出場に「悪い冗談だ」 ベルギーの女子重量挙げ選手が異議<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年6月6日 13時52分

「しかしながら重量挙げを高いレベルでトレーニングしている方なら、誰もがこの“特殊な状況”がアスリートにとって全くもって公平ではないという事実を骨身に染みるほど分かっているはずです。」

「それなのに、(ローレル選手が)思春期から女性に性転換する35歳までの約20年間、完全な男性ホルモンシステムが機能していた身体で(生物学的な)女性と戦うことが、今さら有利かどうかなんて議論しなくても分かることじゃないですか?」

「スポーツ業界の権威者にとっては、確かにこのような稀な状況を調査していくことは簡単なことではなく、多くの実行不可能な状況があると理解しています。でもこれらは従来のアスリートにとって、完全に悪い冗談のように感じられます。」

さらにアンナ選手は、トランスジェンダーの女性選手の競技出場が増えるにつれて、従来の生物学的に女性である選手のメダル獲得やオリンピックへのチャンスの道が閉ざされてしまうことを懸念し、IOCなどの機関により厳格なルールを設ける必要があると強く訴えている。

また「サモア重量挙げ連盟」のジェリー・ウォールワーク会長(Jerry Wallwork)も、同様の意見をこのように語った。

「私は2018年、ローレル選手のオリンピック予選出場を反対した1人です。私たちが育ててきた女性選手が、ローレル選手と対戦してオリンピックへの道を閉ざされる可能性が出てくるのです。しかしながら、私たちは彼女を非難し続けることはできないとも思っています。」

「女子重量挙げ競技へのトランスジェンダー選手の参加を認めたのはIOCなのです。これはIOCのトップが変えていかなければなりません。この問題をもっと調査するか、トランスジェンダーの重量挙げ選手のための別のカテゴリーを設ける必要があると思っています。」

またジェリー会長は「女性は平等な競技に出場する権利がある」とし、「この状況は誰かが薬物やドーピングなどを使用して競技に参加するような公平の保たれない状況とほとんど同じだ」とも述べている。



画像は『It Gets Better Paraguay 2017年3月29日付Instagram「#LaurelHubbard es una halterófila (levantadora de pesas)」』『Anna Van Bellinghen 2021年5月15日付Instagram「Second competition post-injury and a 8kg total improvement (as well as some visible leg gains). 」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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