【海外発!Breaking News】窒息寸前の乳児を救った新人警察官、パトカーに戻りひとり感涙(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年6月7日 21時50分
人々の平穏な生活を守るために活躍する警察官は、市民にとって頼れる存在であることは間違いないようだ。このほどアメリカで、若き新人警察官が窒息寸前の乳児の命を見事に救ったことで称賛の声があがっている。『FOX16』『New York Post』などが伝えた。
米アーカンソー州ポープ郡のポッツビル警察に現地時間5月29日、「赤ちゃんが窒息しかけている」と通報があり、同署に所属する新人のコディー・ハバード巡査(Cody Hubbard、23)が現場に向かった。ハバード巡査が到着すると、家族は玄関前に呆然と立ち尽くしており、女性が泣きじゃくりながらグッタリしている生後わずか3週間のグラディちゃん(Grady)を抱いていた。
グラディちゃんは服用したアンチ・ガス・ドロップ(腹部に溜まったガスによる不快感を緩和する乳児用の薬品)を喉に詰まらせ、うまく呼吸ができずに顔が真っ青になっていた。ハバード巡査はすぐにグラディちゃんを受け取ると片手でうつ伏せの体勢になるよう抱いて、もう一方の手で背中をトントンと叩き続けて喉に詰まったものを吐かせようとした。
しばらくすると、グラディちゃんは呼吸をして元気に泣き始めたという。ハバード巡査は「いいぞ、いいぞ、その調子だ」と声をかけると、見守っていた家族に安堵の表情が浮かんだ。無事にグラディちゃんの命を救うことができたハバード巡査は、家族から感謝の言葉を受けた後、その場を離れてパトカーに乗り込んだ。
ハバード巡査は運転席に座るとボディーカメラの電源をオフにして今回の出来事を振り返り、頭の中で整理した。すると目から涙がこぼれ落ちてきたという。ハバード巡査は当時をこのように語っている。
「この時、私は声をあげて泣いていました。こんな良い結果になったことがとても嬉しかったんです。ホッとしすぎて肩の力が大きく抜けて泣いてしまいました。でもそれは嬉し涙だったんです。」
実はハバード巡査は以前、自分の娘が同じ状況になり同様の対処をしたことがあったそうで、グラディちゃんの状況を見て何をするべきかすぐに分かったとのことだ。グラディちゃんの父親であるジョー・クロニスターさん(Joe Chronister)は、当時のハバード巡査について「彼は何をすべきか熟知しているようでした」と話しており、「グラディの命を救ってくれて本当にありがとうございます。私たちは本当に感謝しています」と述べた。
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