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【海外発!Breaking News】妊娠中の嘔吐で全ての歯を失った20代女性 「妊娠悪阻を知って!」と訴える(英)

TechinsightJapan / 2021年6月17日 21時0分

【海外発!Breaking News】妊娠中の嘔吐で全ての歯を失った20代女性 「妊娠悪阻を知って!」と訴える(英)

妊娠中に通常のつわりとは異なる「妊娠悪阻」に苦しみ、嘔吐が止まらず全ての歯を失ったというイギリス在住の女性。その過酷な体験を『Metro』『The Sun』などが伝えている。

イギリス出身のルイーズ・クーパーさん(Louise Cooper)が初めての妊娠に気付いたのは、19歳の時だった。ルイーズさんは当時妊娠3週で、フランスのスキーリゾートでナニーとして働いていたが、その1週間後には体調が悪化。雇用契約を中途解約してイギリスに帰国した。

「妊娠はサプライズだったけど、嬉しかったの。ただ帰国するとすぐ、酷い脱水症状に陥って入院したわ。吐き気や嘔吐が止まらなかったのよ」と当時を振り返るルイーズさん。その後、3週間も経たないうちに再び体調が悪化し、2度目の入院をした。そして医師に「妊娠悪阻」という病気であることを告げられた。

妊娠悪阻とは、嘔吐の回数が多く吐き気が酷いため体重や尿の量が減ったり、脱水症状が起こるもので、ルイーズさんは妊娠7週になるとベッドから起き上がれなくなった。

「頭を動かしただけで嘔吐し、点滴もした。でも症状は一向に良くならず、妊娠12週になると助産師や看護師などに『中絶したい』と懇願したくらいよ。医師は吐き気止めの注射とステロイドを使った治療を開始し、妊娠期間中は25回以上も病院を訪れた。2、3日入院したこともあるし、長い時は1週間も退院できなかったの。」

そう語るルイーズさんだが、妊娠16週になると歯に異変が起きた。

ルイーズさんは「信じられないことに歯が抜けたのよ。そして妊娠後期になると、1週間に1本のペースで抜け始め、歯科医師には『赤ちゃんが産まれたら手術が必要』と言われたわ。そうして出産後に残ったのは6本だけだったの」と明かすと、次のように続けた。

「赤ちゃんが誕生すると嘔吐はピタリと止まり、吐き気は12時間後に治まったわ。ただ残った6本の歯もボロボロで、産後5か月の時には全ての歯と根っこを抜いたの。」



こうして総入れ歯になり1人目が誕生して1年が経つと、ルイーズさんは新しいパートナーとの間に子供が欲しいと思えるまでになった。

そして間もなく妊娠。しかし最初の時と同じように妊娠3週目から嘔吐が始まり、妊娠16週になると脱水症状から膀胱炎になって苦しんだ。またうつ状態に陥り、出産後はパニック発作を起こすようになった。

『Metro』によると、妊娠悪阻を起こす女性は全体の1%だそうで、ルイーズさんのように嘔吐を頻繁に繰り返すと胃液が口腔内に逆流し、歯を失うリスクが高まるという。

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