【海外発!Breaking News】宝石の魅力に取りつかれたインコ 21個ものダイヤモンドを飲み込む(タイ)
TechinsightJapan / 2021年6月29日 5時0分
宝石の美しさに心を奪われるのは人間だけではない―そう思えるようなニュースがタイより届いた。今月22日、ペットであるインコの食欲がなく体調が悪そうだったため、飼い主が動物病院に連れて行きレントゲン検査をすると、お腹の中に異物が溜まっていることが分かった。獣医が手術を行うと、お腹の中からなんと21個もの小さなダイヤモンドが出てきたという。『AsiaOne』などが伝えている。
タイの首都バンコクでペットとして飼育されているコガネメキシコインコ(Sun Parakeet)の“フロスティ(Frosty、8か月)”は、飼い主の女性が持つ宝石箱の近くで遊んでいたという。
いつものことだったようで飼い主はあまり気に留めていなかったが、午後になってフロスティは食欲をなくし、弱っていることに気付いた。住んでいる場所の近くに動物病院「Animal Space Hospital」があったため、飼い主はすぐにフロスティを連れていった。
同動物病院では、ひとまずレントゲン検査を行うことになった。撮影が終わりレントゲン写真ができあがると、そこにはビーズのように小さな物体がいくつもお腹の中に入っている様子が写っていた。
これには飼い主や獣医も驚いたと言い、フロスティは緊急手術でその異物を取り除くことになった。
2時間かけてフロスティのお腹から取り出されたのは、なんと小さなダイヤモンドだった。手術を担当した獣医のクチータ・パヴィーナセイコーンさん(Kuntita Paveenasakorn)によると、取り出されたダイヤモンドは1個0.2カラットほどの大きさで、その数は合計21個に上った。
フロスティが遊んでいた飼い主の宝石箱には、ダイヤモンドが埋め込まれたネックレスが入っていたという。フロスティはキラキラ輝くダイヤモンドに目を奪われ、口ばしでつまんで食べてしまったようだった。ダイヤモンドは小さかったので、フロスティの喉を通って胃まで到達してしまっていた。
クチータさんは「フロスティのような鳥は、キラキラしたものに惹かれてしまうんですよ」と明かしており、鳥が光る物を食べてしまい動物病院に運ばれることはあるものの「今回のように高価なダイヤモンドを食べてしまったケースは珍しいですよ」と驚いている。
なおフロスティは、飲み込んだダイヤモンドの鋭利な部分が胃の中を刺激してしまったようで腹痛を起こしていたという。「もし飼い主がすぐに病院に連れて来なかったら、内臓を傷つけてしまっていた可能性もありましたね」とクチータさんは飼い主の素早い判断を称賛した。
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