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【海外発!Breaking News】「村の近くの十字路にある青と緑の小屋」と書かれた手紙、郵便局の努力で正しい住所に届く(英)

TechinsightJapan / 2021年7月5日 16時0分

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「テレビで取材を受けていた人に手紙を出したい」と思ったある視聴者は、テレビに映っていた家の特徴を利用し「村の近くの十字路にある青と緑の小屋」と住所の部分に記して手紙を出した。正確な住所が書かれておらず、手紙は差出人に返されてしまうと思われたが、無事お目当ての人に届いたという。郵便局の底力に「この地域の配達員は素晴らしい」と称賛の声が相次いでいる。『Cornwall Live』などが伝えた。

6月30日、英南部コーンウォール州ランズ・エンド在住の作家カトリーナ・デイヴィスさん(Catrina Davies、42)は自身のTwitterに自宅に届いた1通の手紙の写真を投稿した。封筒には、本来住所を書く部分に「村の近くの十字路にある青と緑の小屋」とアバウトな住所が書かれていた。

この手紙は郵便受けに入っていたそうで、差出人が直接届けたものではなく間違いなく郵便局から届いたものだった。差出人はなぜこんな住所を書いたのか。そのきっかけはあるテレビ番組だった。

カトリーナさんは、昨年11月に放送されたBBC Twoのテレビ番組『Cornwall with Simon Reeve』に出演していた。無機質な小屋に10年以上住んでいるカトリーナさんに注目した番組制作陣が、カトリーナさんを取材したのだ。



その中でカトリーナさんは、同地域の住宅価格の高騰についての意見を語っており、そのことに賛同のコメントを送って思いを伝えたいと差出人は考えた。

しかし番組では正確な住所は明かされていなかった。そこで差出人は分かる範囲で住所を書くことにし、「『Cornwall with Simon Reeve』で取り上げられていた、村の近くの十字路にある青と緑の小屋に住んでいる人」と、封筒に宛名を記した。

そしてイギリスの郵便局「ロイヤル・メール(Royal Mail)」に持っていくと、住所が分からないのでこのように書いたとスタッフに経緯を説明した。するとロイヤル・メールのスタッフは、1通の手紙のために住所を調べ上げて目的の住所へ配達したのだ。



手紙を受け取ったカトリーナさんは、のちにこう述べている。

「住所の書き方にも驚きましたが、宛名の名前もスペルが間違っていたので、ちゃんと私に届いたことに驚きました。仕分けている時に、誰かが『それどこにあるか知っているよ』と言ったようです。ただ捨ててしまうのではなく、届けようと努力してくれたのは素晴らしいと思います。」

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