【海外発!Breaking News】ギネス記録更新か 体高51センチ“ミニ牛”見たさに人々が押し寄せる(バングラデシュ)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年7月10日 21時0分
バングラデシュから世界最小と思われる牛の話題が届いた。この牛は生後23か月でまもなく成牛となるが、中型犬ほどのサイズでこれ以上大きくなることはないという。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
バングラデシュの首都ダッカから約19マイル(約30キロ)ほど離れた農村地区にある農場で、生後23か月になる牛の“ラニ(Rani)”が地元で大きな注目を集めている。ラニはブータン産の牛とのことだが、『The Sun』によると小人症を患って生まれてきたそうだ。
そのためラニは、体長が26インチ(約66センチ)、体高は20インチ(約51センチ)しかない。農場のオーナーであるマハサン・ハウレーダーさん(M.A.Hasan Howlader)は、ラニが世界で最も体高の低い牛である可能性があるため「ギネス世界記録」に申請したという。
なお現在の“世界一背の低い牛”はインドのケララ州で飼育されている雌の牛で、体高が61.1センチ、体重が40キロで2015年11月にギネス世界記録に認定されている。そして今回、ラニの噂を耳にした多くの人がマハサンさんの農場に押し寄せ、ラニと一緒に写真を撮って行くそうだ。
マハサンさんは、ここ数日でラニが有名になったことに「7月7日に地元の新聞やテレビ局が報じたことで、一気に人がやって来るようになった」と明かしている。一躍、“時の牛”となったラニのもとにはメディアで報じられた後の3日間だけで約1万5000人以上が会いにやって来たそうで、マハサンさんは次のように語った。
「こんなに人気が出るとは驚きました。パンデミックの関係で人々が外出するとは思っていなかったのですが、大勢の人がここにやって来るんですよ。」
しかし地元の獣医であるサジェドゥル・イスラム氏(Sajedul Islam)は、「ラニの健康を脅かすウイルスなどを持ち込む可能性があるため、大勢の人が農場に押し寄せることを許すべきではない」と農場に忠告したそうだ。マハサンさん本人も、連日押し寄せる見物人に「正直言って、私たちは疲れました」とこぼしているという。
またサジェドゥル氏は、ラニについて「遺伝子的な近親交配によるもの」と話しており、これ以上大きく成長することはないそうだ。
ギネス世界記録では、申請から90日以内にラニが“世界一背の低い牛”の記録更新となるか否かを決定する方針でいるとのことだ。
画像は『The Sun 2021年7月9日付「LOWLY COW Tiny cow is believed to be the shortest in the world at just 20in tall」(Credit: Caters)』『Guinness World Records「Shortest cow」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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