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【海外発!Breaking News】心臓病を抱える犬に「最高の人生を」 バックパックに入り世界を体験(米)

TechinsightJapan / 2021年8月4日 21時0分

【海外発!Breaking News】心臓病を抱える犬に「最高の人生を」 バックパックに入り世界を体験(米)

面倒を見きることができないと以前の飼い主から手放された犬は、心奇形を抱えており運動に大きな制限が課されていた。きょうだい犬が同じ病気で命を落とし、いつ死んでしまってもおかしくない状況だが、新しい飼い主は「最高の人生を」と願って犬をバックパックに入れて背負い、世界を見せるためにハイキングへ向かった。愛犬たちと旅を続けるその思いを、飼い主の女性は『TeamDogs』に打ち明けた。

米フロリダ州レイクランド在住で獣医として働くリサ・ロイスさん(Rissa Royce)のもとに、“ヒューイ(Huey、1)”というピットブルのミックス犬がやって来た。

「ヒューイは尿道脱や心雑音があり、私が働いている動物病院に連れてこられました。その日の夜に私の家に連れて帰ってから、ずっと一緒にいます。」

そのようにリサさんが話す通り、ヒューイは生まれつきの心奇形があるため、心臓に負担をかけないよう運動は大きく制限されている。ヒューイを繁殖犬として育てようとしていた以前の飼い主は、こうしたことを理由にヒューイを手放したという。

ヒューイのきょうだい犬だった“ペネロペ(Penelope)”も同様の心臓病を抱えていたがつい先日、容体が悪化して亡くなってしまった。

ペネロペの死で「もしかしたらヒューイも突然、命が尽きてしまうかもしれない」と不安を感じたリサさんは、まだ1歳のヒューイを連れて外の世界を見せてあげたいと思うようになった。

「私はヒューイのことをとても大切に思っています。ペネロペが亡くなった後、 私が提供できる最高の生涯を贈ろうと決めました。最高の医師や環境、そして最高の旅を約束したのです。」

こうしてリサさんは他の愛犬とともにジョージア州にあるリトル・グランド・キャニオンへ向かい、ヒューイを初めての旅行へ連れていった。獣医であるリサさんはもしもの時のための準備を整え、長時間歩くことができないヒューイをバックパックに入れて山道を登った。

他の犬と同じように動くことはできないヒューイだが、リサさんのおかげで大自然に囲まれる気持ち良さを存分に味わうことができたのだ。

「元々は愛犬“オークリー(Oakley)”と何年も旅をしていて、そこにヒューイが加わりました。私がこの子たちと旅をするのは、ブルドッグやピットブルなどブリー種の固定観念を変えるためなのです。」

「こうした犬種には、予測不可能な攻撃性があるというネガティブなイメージがあります。だからヒューイが帽子を被ってバックパックに入っている姿を見てもらえれば、少しでも明るくて楽しい、親しみやすいというイメージを持ってもらえるのではないかと思うのです。」

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