1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】6日間パーティ三昧、1歳娘を餓死させた母親に懲役9年の判決(英)

TechinsightJapan / 2021年8月8日 4時0分

【海外発!Breaking News】6日間パーティ三昧、1歳娘を餓死させた母親に懲役9年の判決(英)

1歳8か月の娘をアパートの一室に6日間放置して死亡させたとして、イギリスの19歳の母親に有罪判決が言い渡された。母親は自身の18歳の誕生日を祝うため友人らとパーティやコンサートに繰り出し、一度もアパートに戻ることはなかった。『The Sun』『MyLondon』などが伝えている。

英南東部ブライトン在住のヴァーフィー・クディ(Verphy Kudi、19)に今月6日、殺人罪で懲役9年の判決が下された。

ヴァーフィーは2019年12月5日、当時1歳8か月だったアサイアちゃん(Asiah)をアパートの一室に残し、6日間放置して死亡させた。

ヴァーフィーは自宅から電車で1時間以上かかるロンドンやコヴェントリーのナイトクラブなどでパーティやコンサートを楽しみ、一緒にいたボーイフレンドや友人らには「娘は母が面倒をみている」と嘘をついていた。



11日午後に帰宅したヴァーフィーが「娘が目を覚まさない。助けて欲しい」と救急車を要請したのは午後6時頃で、帰宅してから約3時間が経っていた。アサイアちゃんは地元の病院に搬送されたものの息を吹き返すことはなく、検死の結果、死因は育児放棄による脱水、飢えであること、またインフルエンザを発症していたことが明らかになった。

ヴァーフィーは当初、救急隊や警察に「アサイアは一日中気分が優れず、バナナと牛乳の食事を摂った後に眠りについたが、目を覚ますことはなかった」と説明していたが、アパートの出入口に設置された監視カメラの映像を見せられると、6日間アパートに戻らなかったことを認めたという。

なお裁判では、ヴァーフィーが少なくとも6度、アサイアちゃんをアパートに放置して出かけていたことや、14歳から度々失踪事件を起こしていながらソーシャルワーカーのサポートを一切受けていなかったことなどが次々と明らかにされ、「支援体制が整っていれば防ぐことができたのでは」という声もあがっていた。しかしながら事件から1年半以上が過ぎた今月6日、リスティン・レイン裁判官(judge Christine Laing)はヴァーフィーにこのように述べ、懲役9年の有罪判決を言い渡した。

「子供が母親を必要としているのを知っていながら、自分の欲望を優先した罪は重い。娘を傷つけるつもりはなかったことは受け止めるが、6日間も絶望的な状況にいながら誰も頼る人がいなかったアサイアちゃんのことを思うと心が痛む。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください