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【海外発!Breaking News】通常の4分の1 わずか900グラムで誕生した子羊、瀕死の状態から元気に育つ(豪)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年9月3日 6時0分

【海外発!Breaking News】通常の4分の1 わずか900グラムで誕生した子羊、瀕死の状態から元気に育つ(豪)<動画あり>

ほとんどの生物は育った環境や遺伝的な要素で体格に差が出ることがあるが、今年7月にオーストラリアで生まれた子羊は通常の約4分の1の大きさしかなく瀕死の状態だった。しかし現在、その子羊は子犬のように跳ねまわって元気に育っているという。『The Dodo』『Daily Mail Online』などが伝えている。

豪ビクトリア州ウォーナンブールで農場「Volcano Produce」を営むサラ・ポールナーさん(Sarah Pohlner)とベンさん(Ben)夫妻は、野菜を育てる際に除草剤を使わず羊の群れに頼っている。羊たちが雑草を食べることで生えてこなくなるそうで、夫妻はそんな羊たちを「クリーンアップ・クルー」と呼んでいるそうだ。

農場では今年、10頭の雌の羊から合計16頭の子羊が誕生したが、7月初旬にある母羊から生まれた2頭のうち1頭が体調が思わしくなかったことで、サラさん夫妻は予断を許さない状況に置かれた。この子羊は非常に体が小さく、もう一方の子羊が体重4500グラムほどで生まれてきたのに対して900グラムほどしか無かったという。

そのため母羊は一方の子羊の世話をするものの、この小さな子羊の世話を放棄してしまったのだ。サラさんは家畜の助産師でもあったことから、すぐに母羊の母乳を搾乳して弱っている子羊に与えた。子羊は“ウォーリー(Wally)”と名付けられ、その後も夫妻と3人の娘たちによって24時間体制で見守った。サラさんは当時のことを、このように振り返っている。

「最初にウォーリーを見た時、地面に胎盤が落ちているのかと思ってしまい、それが動いていたので何が起きているのか理解できませんでした。一方の子羊は通常の体格で母羊はその子羊だけを連れて、死にそうになっているウォーリーをそこに残して去ったのです。本当にこんな小さな子羊は見たことがありませんでした。なにしろウォーリーは両手にすっぽりと収まるくらい小さかったのです。」



生まれたばかりの子羊の体重は通常6ポンド~11ポンド(約2700グラム~4990グラム)だが、ウォーリーはたった900グラムしか無かったため生存率が非常に低い状態にあったそうだ。当時、農場のFacebookには「ウォーリーの生存率は決して高くはありません。これから1か月が勝負です。私のプライベートページからの更新情報を掲載して皆さんにお伝えしますので、ウォーリーが乗り切れるかどうか一緒に見守ってください」と綴られており、ウォーリーが非常に危険な状態だったことがうかがえる。

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