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【海外発!Breaking News】馬に顔を蹴られて大怪我をした2歳女児、幾度の手術を乗り越えて順調に回復(英)

TechinsightJapan / 2021年9月7日 5時0分

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「絶対に子供から目を離してはいけない」―幼い子を持つ親であれば何度も耳にしているだろう。イギリスで2020年、2歳だった女児が散歩中に馬に顔を蹴られたが、それは父親がほんの少し目を離した隙の出来事だった。一時は意識不明になるほどの重傷を負ったが、女児は幾度の手術を乗り越えて順調に回復しているという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。

2020年5月、英サリー州クレーゲートに住む当時2歳だったマディソン・ルームちゃん(Madison Roome)は父親アリスターさん(Alistair)や兄フィンリー君(Finnley)と家の近くを散歩中に突然、馬に顔を蹴られた。

自宅から数メートル先の道路の手すりにつながれていた馬に蹴られたマディソンちゃんだが、一緒にいた友人たちも含めてその瞬間を目撃した人は誰もいなかったという。

アリスターさんは当時のことをこのように振り返っている。

「フィンリーが転んで膝を出血し、私はそのケアをしていました。そして次に聞こえたのが『マディソンが蹴られた!』と友人が叫ぶ声でした。」

「私は完全にパニックになり、どうしたらいいのか分かりませんでした。でもマディソンの顔を見ると目と口から血が流れ、頭には大きな切り傷があり意識を失って倒れていました。本当に恐ろしい光景でした。」

「次に聞こえたのは『脈が感じられない』という言葉でした。それは999(緊急通報ダイヤル)のオペレーターと話している時です。すべてが一瞬の出来事で、本当にあっという間でした。」

一方で仕事中にマディソンちゃんの事故の連絡を受けた母親のジェニファーさん(Jennifer)は、のちにこう語っている。

「そこに友人たちが一緒にいてくれたことにとても感謝しています。あの日、私は自宅で仕事をしていると電話がかかってきました。それは親であれば誰もが恐れることでした。必要なものを用意するのに必死で家の中を駆け回ったことを覚えています。連絡を受けた5分後にはマディソンのそばにいました。」

「最初に娘の顔の傷と血を見た時はショックを受けましたが、冷静にならなければと思いました。私はマディソンを抱きしめたまま救急隊が来るのを待ちました。あの時、娘が着ていた『アナと雪の女王』のドレスを忘れることはないでしょう。」

しばらくすると「Air Ambulance Kent Surrey Sussex(ケント州・サリー州・サセックス州の救急ヘリコプター)」の救急隊員が到着し、マディソンちゃんはすぐに意識を取り戻した。その後、ロンドン南部トゥーティングのセント・ジョージズ病院に搬送された。

ヘリコプターに同乗したアリスターさんは「回転翼が動き始めると、マディソンは悲鳴を上げ始めたので、振動が顔の傷を刺激して痛いのだろうと思いました。スタッフの対応はとても素晴らしく、私たちが一度マディソンを落ち着かせた後、娘はずっと窓の外を眺めていました。短時間のフライトにもかかわらず、早く到着してほしくて仕方なかったです。セント・ジョージズ病院の上空を3周してから着陸しました」と明かした。

マディソンちゃんは緊急手術で右目の上の深い傷を縫合し、頭蓋骨から分離した口蓋を固定、さらに噛み合わせと歯並びを維持するためインビザライン(歯列矯正用装具)を口の中に取りつけたという。そして搬送から8日後には、目と鼻の間の腱をつなぎ合わせるために2度目の手術を受けたそうだ。

今年の夏には固定装置やインビザラインを外す3度目の手術、さらに右目の追加手術も行った。

セント・ジョージズ病院の顎顔面外科の医師は、非常に珍しいケースだったマディソンちゃんの手術記録を医学雑誌に掲載する予定だという。

悲惨な事故から1年以上が経った現在、父親のアリスターさんはマディソンちゃんへの思いをこう述べている。

「マディソンにはまだ長い道のりがあり、顔が成長しきるまで何度も手術を受けることになるでしょう。しかし娘は回復力のある4歳児です。私たちは娘を誇りに思っています。あの恐ろしい日から1年以上が経ち、娘が順調に回復してこんなにも嬉しいことはありません。」

「私たちの最大の心配事はマディソンの目のことで、最近メガネをかけるようになりました。娘は事故のことをずっとは覚えていないと思いますが、とても無邪気に救急ヘリコプターが家に連れて行ってくれるのかと聞いてきます。」

なおマディソンちゃんの家族は、レッドヒルの空軍基地で救助にあたったスタッフと再会した。ジェニファーさんは「彼らとの再会はとても感動的でした。私と夫は感無量でしたが、マディソンはヘリコプターを見て興奮していました。現場にいたパイロットと救急隊員にも会うことができました」と語っている。

ちなみに一家は、人命救助を目的としたチャリティー活動で英国内の航空救急団体の重要な救命活動に対する認識を高めるための「Air Ambulance Week(航空救急週間/9月6日~12日)」に向けて募金活動を行っているという。

画像は『The Mirror 2021年9月4日付「Girl, 2, fights for life after being kicked in face by horse while walking with dad」(Image: Triangle News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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