【海外発!Breaking News】がんの再発と妊娠が同時に発覚、お腹の子のため化学療法を受けず脚を切断した女性(英)
TechinsightJapan / 2021年9月15日 21時0分
イギリスでがんと診断されたある母親が、お腹に宿った赤ちゃんを守るために化学療法ではなく脚を切断してがんを根絶することを選択した。手術後も松葉杖の生活を続けた女性は、無事に娘を出産することができたという。『The Mirror』『The Sun』などが伝えている。
英ケンブリッジシャーのウィズベックに暮らすキャスリーン・オズボーンさん(Kathleen Osborne、28)は、今年3月に第3子となるアイダメイちゃん(Aida-May)を出産した。実はキャスリーンさん、アイダメイちゃんを妊娠して4か月の時に右脚に骨のがんと言われる骨肉腫が見つかり、医師から「中絶して化学療法を受けるか、もしくは脚を切断するか」の選択を迫られていた。
キャスリーンさんにがんが見つかったのは、今回が初めてではなかった。11歳の時の2005年にも骨肉腫と診断され、化学療法とともに膝頭のほとんどを切除し2本の金属棒を挿入する大掛かりな手術を受けていた。その後11年間はがんが再発することなく、その間に長男へイデン君(Hayden、9)が誕生した。
しかし2016年、次男レオ君(Leo)を出産した3、4か月後に脇腹に身動きができなくなるほどの痛みが走り、病院で検査を受けたところがんが肺に再発していることが分かった。キャスリーンさんはすぐに入院して化学療法を受けたそうだ。
幸いにも化学療法によって腫瘍は縮小し、最終的に肺の下葉を切除するだけで済んだという。2017年3月にはがんの心配が無くなったことを医師に告げられたが、その約3年半後の2020年10月に右脚上部に痛みを伴うしこりがあることに気づき、病院で検査を受けることになった。
そしてMRI検査の結果、がんが再発したことが明らかになった。医師はその時、キャスリーンさんの骨盤部分にも何かしらの塊があることに気付いて妊娠検査を勧めたところ、すでに妊娠4か月ということが判明した。キャスリーンさんは当時のことをこのように振り返っている。
「その時に初めて自分が妊娠していることを知ったのです。それまでは全く気付きませんでした。妊娠していると知ったばかりなのに、(がんのせいで)赤ちゃんを失ってしまうのではないかと本当に怖くなりました。」
「医師からは2つの選択肢があることを告げられました。赤ちゃんを生かして今すぐ脚を切断するか、中絶して化学療法を受けて手術を受けるか…、でも化学療法を受けたとしても脚を切断することになるかもしれないと考え、私は脚を切断することを選びました。」
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