【海外発!Breaking News】がんで眼球を失った女性、目の穴からキャンドルを吹き消す(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年9月29日 5時0分
眼球にできた稀ながんにより左目を失った女性は、空っぽの目のくぼみにあいた穴からキャンドルを吹き消すことができるようになった。その様子をTikTokに投稿したところ話題となり、彼女を応援するファンが急増したという。『The Mirror』『The Sun』などが伝えている。
英シェフィールド在住のエマ・カズンズさん(Emma Cousins、34)は今から3年前、間葉性軟骨肉腫と診断され左目の摘出手術を受けた。
2018年4月、左目が膨らんで大きくなっていることに気づき体調も悪くなったため救急病院に向かったというエマさんは、当時のことをこう振り返っている。
「病院では少し出血しているのだろうと言われました。その後、眼鏡屋さんで診てもらうと昔の写真はないかと聞かれたのです。携帯電話にあった過去6年分の写真を見せたところ、もっと前の写真を見せてほしいと言われて。『何かおかしい』と思い15歳の時の写真を見せると『はっきりしたことは分からないが、17歳の頃から目の奥に何かがあって成長しているようだ』と言われたのです。」
写真を並べてみると時間の経過とともに目が成長して膨らんでいるように見え、微妙な違いを感じたという。
そしてMRI検査を受けたところ、眼球の奥に大きな腫瘍が見つかり、さらに詳しい検査をすると腫瘍は肉腫がんであることが判明し、医師からは眼球を摘出する必要があると告げられてしまった。
その結果に、エマさんは大きなショックを受けたという。
「私はまだ若いし、そんなはずはないと思いました。でも医師はイギリスでこのがんを患っているのは私だけということ、そして化学療法は効かないと告げました。この病気のことをインターネットで調べないようにと言われたけれど、一人になった私はすぐに調べました。すると肺に転移して死亡するというページしか見つからなかったのです。その時『私はがんで目を失う』という現実に直面しました。」
医師からは「手術後は見た目が大きく変わってしまう」と告げられたため、2人の幼い子供たちには正直に「目を取らなければならないけど、それでママは良くなるのよ」と伝えたそうだ。
エマさんは同年6月、左目の摘出手術を無事に終えて放射線治療を開始した。
しかし治療の副作用で劇症型多発性硬化症を発症し、一時は医師がエマさんの家族に「きっと助からないだろう」と告げたほどだったが、奇跡的に回復したという。
エマさんは術後初めて片目しかない自分を見た時のことを、このように話している。
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