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【海外発!Breaking News】「犬は優れた人間」脳卒中で倒れた飼い主の異変を察知した愛犬 家を飛び出し隣人に助けを求める(米)

TechinsightJapan / 2021年10月1日 6時0分

【海外発!Breaking News】「犬は優れた人間」脳卒中で倒れた飼い主の異変を察知した愛犬 家を飛び出し隣人に助けを求める(米)

自宅に1人でいた時に脳卒中に襲われ、転倒してしまったアメリカ在住の68歳の男性。この異変に気付いた愛犬は、家を飛び出して隣人に助けを求めに走った。隣人が確認すると男性は意識があったが、ろれつが回っていない状態ですぐに治療が必要だったという。愛犬の素早い判断で命を救われた男性は「犬は優れた人間なんだ」と犬の賢さに感嘆していることを『Fox News』などが伝えた。

米フロリダ州ゲインズビル在住のロター・ヴァイマンさん(Lothar Weimann、68)は今年5月27日、自宅に1人でいた時に脳卒中に襲われてしまった。ロターさんの異変に気付いたのは愛犬でジャーマンシェパードの“エリー(Ellie、7)”だったが、すぐさま隣人に助けを求めるために家を飛び出した。

エリーは脚に遺伝性の奇形を抱えており、関節の痛みにより普段から脚を引きずるようにして歩いていたが、この時ばかりはものすごい速さで走ったという。家の外に出るまでには3つの扉があったが、全ての留め具を自分で外して外へ出た。

隣に住むダン・バートンさん(Dan Burton、51)は外で激しく吠えるエリーに気付いたが、逃げ出してしまったのかと思ってロターさんの家にエリーを連れていった。

そこでロターさんに話しかけたダンさんだったが、当時の状況を「何かがおかしいとすぐに分かりました」と振り返る。ロターさんはろれつが回っていない様子で「大丈夫だ」と言っていたという。

「いつものロターさんとは違っていて、私の名前も分からない状態でした」と話すダンさんは、歩き回っていたロターさんを椅子に座らせると、頭にぶつけたような傷跡ができているのを発見した。このことから直前に転倒していたことが考えられ、急いで救急車を要請した。

脳卒中の症状は意識を失ってしまう重篤な症状もあるが、食事中に箸を落とす、ろれつが回らない、視界が半分になるなど軽い症状から始まることも少なくない。こうしたケースでは周囲の人や自身でも脳卒中を起こしていると気付かないことがあり、治療の遅れに繋がってしまう。

ロターさんはろれつが回らないという比較的軽めの症状だったため、まさか自分が脳卒中を起こしているとは思いもしなかった様子だ。しかし幸いなことにエリーが助けを求めに走り、ダンさんが救急車を呼んでくれたことですぐに治療を受けることができた。

脳卒中の症状が出てから約40分後に救急車が到着し、その16分後には病院に到着した。ロターさんは自ら救急車に乗り込んでいたが脳卒中と診断され、さらに心臓病と2型糖尿病を患っていることも発覚した。

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