【海外発!Breaking News】3本脚で生まれた結合双生児、「生存できない」と言われるも8歳に(インドネシア)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年10月3日 21時50分
「誕生しても生存はできない」と言われた結合双生児の姉妹が今年、8歳を迎えた。家族は2人が将来自立できるよう様々な挑戦をさせており、元気で前向きな2人の姿は多くの人をインスパイアしている。『Born Different』などが伝えた。
インドネシアの西ジャワ州に住むアル・プトゥリ・アヌグラちゃん(Al Putri Anugrah、以下アヌグラちゃん)とアル・プトゥリ・デウィ・ニンシちゃん(Al Putri Dewi Ningsih、以下デウィちゃん)は今から8年前、腰から下が結合した結合双生児として誕生した。
長男の分娩時に何の問題もなかった母ヤニさん(Yani)は出産直前まで超音波検査を受けず、双子が結合していることが分かったのは帝王切開が始まる直前だった。
2人はそれぞれに2本の腕と1本の脚があり、身体の真ん中には変形した3本目の脚があった。両親は医師から「誕生しても生存はできないだろう」と告げられたが、2人は医師が驚愕するほどの強い生命力で生き抜き、この夏8歳を迎えた。
父アイワンさん(Iwan)は「娘たちが誕生後、分離手術が可能かどうか調べ、医師に相談したよ。でも医師から2人が胃など主要な臓器を共有していること、分離手術はリスクが大きすぎるため不可能であることを聞いてね。その後も健康でいられるように何度か手術を繰り返してきたけど、2人は今も繋がったままなんだ」と明かした。
そんな2人に大きな変化が訪れたのは2017年夏のことで、変形していた3本目の脚を切除した手術の後だったという。
「余分な脚が邪魔して自由に動きがとれなかった2人が、手術後はより活発になったんだ」と喜ぶアイワンさん。最近の2人を捉えた動画では、友達と遊ぶ時に台車を改良した特別な車椅子に乗ったり、4本の腕を上手く使って移動する姿が見て取れる。
手術から4年が経過し歩く練習をしているという2人について、アイワンさんはこう語った。
「娘たちはまだしっかりと歩行できるほど身体が強くないんだ。長く立っていることがつらい時もある。今は歩行器を使って毎日15分ずつ、家の庭で歩く練習をしているよ。前後に2~3メートル進むことを5回ほど繰り返すから、最長15メートルくらい歩くと思う。お互いの脚を上手く合わせなくてはいけないけど、ずいぶん上達したよ。」
実は昨年、母ヤニさんが病気で他界しており、家族の料理は一緒に住む祖母が作っている。祖母が作る料理は「なんでも美味しい!」と無邪気に笑う2人の好物はフライドチキンや肉、野菜、果物と幅広く、ニンジンを切るなどの手伝いもする。
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