【海外発!Breaking News】双子の片割れの3分の1の体重で誕生した男児、強い絆で懸命に生きる(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年10月9日 6時0分
双子の片割れの約3分の1の体重で誕生した男児が、もうすぐ生後3か月を迎える。医師に「生存の可能性は非常に低い」と言われ続けた男児は、順調にいけば来月には退院できるそうで、母親は「息子の頑張りは双子の兄弟がいたからこそ」と述べている。『The Mirror』などが伝えた。
英エセックス州ベンフリート在住のケリー・グレーブスさん(Kelly Graves、32)は7月15日、妊娠28週で破水し一卵性双生児のオーティス君(Otis)とチェスター君(Chester)を帝王切開で出産した。誕生時のオーティス君の体重は1560グラムだったが、チェスター君は482グラムと約3分の1の大きさだった。
2人は胎盤が1つしかない一絨毛膜双胎で、それぞれの血管が胎盤で繋がっており、ケリーさんが妊娠16週の時の超音波検査では血液を過剰に受け取っていたオーティス君のほうが25%も大きいことが判明、妊娠19週の時には2人の間の循環を完全に独立させるレーザー治療を行った。
しかし治療後もオーティス君が1週間で100グラムずつ成長していたのに対し、チェスター君は25グラムしか大きくならず、ケリーさんは毎日200グラムのたんぱく質を摂り5リットルの水を飲むなど、良いと思うことは何でもトライした。
それでも超音波検査のたびに「チェスター君が生き残るのは難しいかもしれません」と言われ続け、分娩時にはチェスター君の心拍数が落ち、へその緒に結び目があることも判明した。
ケリーさんは「チェスターの発育の遅れにはへその緒も影響していたようです。出産当日にも『生存する可能性は極めて低い』と言われ、生後9日目には腸が壊死してしまう壊死性腸炎にかかり、心臓に穴が開いていることもわかりました。幸いなことに心臓の穴は塞がりましたが、その後目の手術も受けました」とチェスター君が様々な困難を乗り越えてきた“ファイター”であることを明かし、こんなエピソードを披露した。
「チェスターとオーティスが誕生後、初めて対面したのは9月22日のことでした。オーティスは寝ていたのですが、チェスターはオーティスから目を離すことができなかったようで、すぐ隣でピタリと寄り添っていました。あの瞬間、私は『ああ、この時をずっと待っていたの!』と感情的になりました。チェスターがこうやっていくつもの奇跡を重ねて頑張ってこられたのは、一緒にいられることができなくてもきっと兄弟間の強い絆があるからなのだと思います。そしてチェスターは、その日以降もさらなる頑張りを見せたのです。」
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