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【海外発!Breaking News】7匹のリスが尻尾で結合 複雑に絡まったリスたちを警察が救出(米)

TechinsightJapan / 2021年10月9日 16時42分

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このほどアメリカの警察署に、7匹のリスの尻尾が絡まり合って一体化しているという通報が届いた。リスは尻尾が絡まったまま長時間が経過すると、尻尾を切断せざるを得ない場合もあるという。動物の専門家でも難しいと言われるこの事態を素早く解決したのは1人の警察官だった。複雑に絡まった尻尾を解いて7匹のリスを救うまでの詳細を、この警察官本人が明かしてくれた。警察官はリスに手を噛まれながらも母リスが見守るなかで尻尾を分離する作業を進め、15分ほどで救助できたという。『ABC12』などが伝えた。

米ミシガン州ジェネシー郡グランド・ブラン・タウンシップ警察は今月1日、通報を受けて出動した予想外の出来事をFacebookで報告した。

投稿には「7匹のリスの尻尾が絡まっているという通報が入りました」と書かれており、現場に向かってみるとラッセル・ストリート2100ブロック付近の木の根元に問題のリスたちがいた。

同警察はこのリスたちは同じ巣で育ち、巣にいる間に互いの尻尾の毛が絡まってしまったのではないかと推測している。

住宅に現れた野生動物に対応する会社「Skedaddle Humane Wildlife Control」によると、リスの尻尾の毛が絡まってしまうのはよくあることだという。生まれてから長時間を巣の中で過ごす子リスたちは、巣の材料となる細い枝や樹液などが尻尾の毛に付いて互いの尻尾が絡まってしまうことがあるそうだ。

時間が経つにつれてその絡まりは複雑化し、固まるとリスたちだけではどうしようも無くなってしまう。酷い場合には血流が滞ったことで、尻尾を切断せざるを得ないケースもある。固まってしまった尻尾を元通りにするのは専門家にとっても難しいことで、誰も解決できない難題を意味する言葉、“ゴルディアスの結び目(Gordian Knot)”と呼ばれているという。

尻尾が絡まったまま巣立ちを迎えてしまうと、リスは移動に大きな制限を抱えて生活していくことになる。複数個体で繋がっているので外敵に見つかりやすくなったり、エサを探すための行動範囲も狭くなってしまう。

米メディア『MLive.com』によると1989年以降、アメリカ国内で同様のケースが少なくとも17件報告されているという。尻尾が結合した状態の5匹の子リスが動物病院に運ばれたケースでは、鎮静剤を投与してリスの動きを止めて解く作業に取りかかったそうだ。

今回は7匹もくっついてしまっており、驚いて動き回るリスたちを救助するのは大変だったはずだ。そこでリスたちの救助作戦の詳細について同警察に話を聞いたところ、実際に救助にあたったスコット・シード巡査部長(Scott Theede)から「15分で救助を終えることができましたよ」との答えが返ってきた。

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