【海外発!Breaking News】余命僅かの女性が願った最後の面会 愛馬の姿を見て笑顔に(英)
TechinsightJapan / 2021年10月12日 5時0分
イギリスのホスピスで緩和ケアを受けていた68歳女性は、つい最近まで毎日触れ合ってきた愛馬と別れもできずにこの世を去るのかと失意の底にあった。しかしホスピスのスタッフらの計らいで、生あるうちに対面を果たすことができたという。ベッドから起き上がれないほど衰弱していた女性だったが、愛馬の姿を見ると笑顔を見せ、感動的な再会に周囲は目に涙を浮かべたと『Liverpool Echo』などが伝えている。
イギリス在住のジャン・ホールマンさん(Jan Holman、68)は今年の夏、病院で診察を受けるとそのまま入院することになってしまった。病院で治療を受けていたが回復の見込みがないと分かり、入院から4週間後にチェシャー州チェスターのホスピス「Hospice of the Good Shepherd」に転院した。
ホスピスとは、死が迫っている患者の痛みや不安を和らげる緩和ケアを行う施設である。病名は明かされていないが、余命僅かとなったジャンさんはホスピスで最後の時を過ごすこととなったのだ。
診察を受けてからすぐに入院したジャンさんだったが、最初の4週間はパンデミックの影響で面会制限があり夫のデニスさん(Dennis)にすら会えない状況だった。
さらに一緒に暮らしていたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの愛犬“モンティ(Monty)”と“ローリー(Rowley)”、毎日乗馬して触れ合っていた愛馬“ボブ(Bob)”にも会うことができず、深い孤独と悲しみを胸にホスピスでの時間を過ごしていた。
そんなジャンさんの姿を見たホスピスのスタッフたちは、なんとか面会させてあげたいとある行動を起こした。
看護師たちはジャンさんのベッドを中庭に面した窓のそばへ運び、当時ボブが預けられていた農場「Thornleigh Park Farm」の厩舎担当のスタッフと連携してボブとの面会を手配したのである。
ベッドから起き上がれないほど衰弱していたジャンさんだったが、ボブに会えると聞いて心待ちにしていたそうだ。大きな窓からボブが顔をのぞかせると、それまで暗い表情だったジャンさんの顔が一変した。
ボブも毎日会っていたジャンさんに急に会えなくなり寂しかったのか、ジャンさんに鼻をこすりつけて久し振りの再会を噛みしめていた。ボブはジャンさんの手からニンジンやバナナ、リンゴなどのおやつを貰い、いつもと変わらない時間を過ごしたという。最後の時間を過ごす1人と1頭の姿に、周囲にいた人は目に涙を浮かべていたそうだ。
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