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【海外発!Breaking News】モロッコで誕生した9つ子、全員が揃った写真初公開「マリへの帰国ももうすぐ」と両親

TechinsightJapan / 2021年10月24日 21時0分

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西アフリカ・マリの女性が今年5月、モロッコで出産した9つ子が勢ぞろいした姿が初公開された。9人は来月で生後6か月を迎え、帰国できる日も近いとみられている。『The Sun』『News24』などが伝えた。

マリ、トンブクトゥ在住のハリマ・シセさん(Halima Cisse、26)が5月4日、カサブランカのアイン・ボルハ(Ain Borja)クリニックで9つ子を出産したことは記憶に新しい。25歳だった母親は当初7つ子を妊娠しているとみられていたが、誕生したのは女児5人、男児4人の9つ子だった。

ハリマさんは妊娠30週で帝王切開となり、出産前の9つ子と羊水の重さの合計は約30キロにもなった。分娩中に大量出血し一時は危険な状態だったが、現在はずいぶんと回復しているという。

ハリマさんは当時のことを「出産には姉妹アイーシャ(Aisha)が立ち会い手を握ってくれていました。赤ちゃんが次々と取り出されるのは認識しており、私は『こんなにたくさんの子供をどうやって世話したらいいの? 誰が助けてくれるんだろう』とそんなことばかり考えていました」と振り返り、「出産後はなかなか体力が戻らず一日のほとんどを寝て過ごすこともあった」と述べた。

一方で体重が約500~1000グラムで誕生した9人は、新生児集中治療室で24時間体制のケアが続けられてきた。7月には一日におむつ100枚と6リットルのミルクが必要であることが報じられ、7月9日にはコロナ禍で入国が遅れたマリ海軍の船員である父カデル・アービーさん(Kader Arby、35)と初めて対面を果たした。また8月初めには保育器を卒業し、以後は病院近くのアパートで医療スタッフの監視のもと両親と一緒に暮らしている。夫妻には2歳半の娘がいるが、現在は親戚が面倒を見ているという。



もうすぐ生後6か月を迎える子供たちを前に、ハリマさんは最新のインタビューでこう語った。

「9人はとても元気で日に日に力強くなっており、私は子供たちの世話ができることに喜びを感じています。もうすぐフルタイムの医療的ケアから解放され、マリの自宅に帰ることができるのではないかと期待しています。」



なおハリマさんのモロッコでの出産はマリの暫定大統領バ・ヌダウ氏(Bah Ndaw)の指示によって実現しており、『The Sun』はこれまでにマリ政府が負担した費用は約1億5600万円(100万ポンド)に上ると伝えている。

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