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【海外発!Breaking News】浜辺で瀕死のアザラシを群衆が取り囲む 投石や至近距離での自撮りも(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年11月4日 20時0分

【海外発!Breaking News】浜辺で瀕死のアザラシを群衆が取り囲む 投石や至近距離での自撮りも(英)<動画あり>

このほどイギリスで、浜辺に打ち上げられた瀕死のアザラシが集まってきた群衆に囲まれ恐怖におののきながら息絶えたという。地元の動物保護団体は、最期の瞬間を迎えたアザラシがどれだけ恐ろしい目にあったのか英メディア『The Mirror』『Daily Mail Online』などを通して訴えた。

英ノーフォーク州グレート・ヤーマスのビーチで現地時間10月26日、瀕死のアザラシを群衆が取り囲んでちょっとした騒ぎとなり、地元の警察官が現場に駆けつけて「アザラシに近づかないように」と注意する事態になった。

アザラシは7フィート(約2.13メートル)ほどの大きさで老齢と見られかなり弱っていたが、何人かの節度のない人間がアザラシに石を投げつけたりしたようだ。その他にも犬を連れてアザラシに近寄る人や我が子にポーズを取らせて写真を撮る親もいたという。

警察官は次から次へと集まってくる群衆に対して、絶え間なく「アザラシに近寄らず、そっとしておくように」と注意を促さなければならなかったそうだ。しかしそんな努力にもかかわらず、アザラシは数時間後に死んでしまったものと見られている。

地元の海洋哺乳類の救助活動を行っている団体「Marine and Wildlife Rescue」の代表であるダン・ゴールドスミス氏(Dan Goldsmith)は、今回の件を「間違いなく状況を悪化させた」と嘆きこのように語っている。

「人々は石を拾ってアザラシに投げつけていました。それがアザラシを起き上がらせるためなのか何だったのかは分かりません。警察官は常に人々にアザラシから離れるように注意する必要がありました。群衆はアザラシから1フィート(約30センチ)ほどの近さにいました。」

「彼らには『アザラシをそっとしておいて休ませておこう』という気持ちが微塵もありませんでした。彼らはただ写真を撮りたいだけで、アザラシと一緒に子供の写真を撮ることしか考えていなかったのです。そして午後4時半頃、アザラシは自ら水際に戻りそのまま潮に流されてしまいました。多分そのまま死んだものと思われます。」



また英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、瀕死のアザラシの動画をTwitterに投稿し「近づかないように」と訴えた。RSPCAのスポークスマンは、死を目前にした瀕死のアザラシにとって群衆の自撮りや投石がいかに恐ろしく苦痛を感じることだったかを訴えるために、人々にこう注意を呼びかけている。

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