1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】170回の化学療法を受けた男性、第1子を自然に授かる「同じ病気の人の希望になれば」と笑顔(英)

TechinsightJapan / 2021年11月10日 6時0分

【海外発!Breaking News】170回の化学療法を受けた男性、第1子を自然に授かる「同じ病気の人の希望になれば」と笑顔(英)

脳腫瘍の一種である「乏突起膠腫(ぼうとっきこうしゅ)」のため、化学療法をはじめて14年目になるという男性とパートナーとの間に今年5月、自然妊娠で赤ちゃんが誕生した。体外受精も考えていたという男性は、思いがけない男児の誕生に「同じ治療をする人々をインスパイアできれば嬉しい」と満面の笑みで語った。『Metro』などが伝えている。

英ウェスト・ミッドランズのソリフルに住むジョナサン・ジョーンズさん(Jonathan Jones、32)は2007年、17歳の時に脳腫瘍の一種である「乏突起膠腫」と診断された。

ジョナサンさんは以後、170回の化学療法を受けており、医師に「将来子供を持つことは難しいかもしれない」と言われて10代のうちに精子を冷凍保存した。

そんなジョナサンさんが運命の女性ダニエル・テイラーさん(Danielle Taylor、31)に出会ったのは2019年のことで、バーミンガムのバーで一目惚れしたという。

ジョナサンさんは「僕は20代で一度結婚していて、10年を共にした女性と離婚したばかりだった。ダニエルはそれまで付き合った人とは全く違うタイプで、僕はすぐに夢中になった」と当時を振り返ると、ダニエルさんも「ジョナサンとはすぐに恋に落ちたの」と語り、こう続けた。

「実はジョナサンが脳腫瘍のことを話してくれたことがあってね。彼は別れを覚悟していたようだけど、私はその時『もっと彼のことが知りたい』って思った。彼こそ運命の人だって感じたの。」

こうして2人が出会ってから5か月後、ダニエルさんは思いがけず妊娠したものの流産してしまった。しかしその6か月後、2人が体外受精について話し合いを始めた矢先に自然妊娠し、今年5月8日にJJ君が誕生したのだった。



ジョナサンさんは「僕はいつか父親になりたいと思っていたけど、自然妊娠の確率は低いと思っていた。JJは奇跡の子。このニュースで同じ治療を受ける人たちをインスパイアできれば嬉しいね」と喜びを露わにし、自身の病気との闘いについて次のように明かした。

「僕は幼い頃から学校ではよくトラブルを起こしていて、母に心配ばかりかけていた。問題行動で5つの学校を辞めさせられて、ティーンエイジャーになると警察ともトラブルを起こした。」

「そして高校を卒業したことを祝う旅行に行った直後、頭痛が酷くてベッドから起き上がれなくなってしまった。何度も病院に行ったけど医師には『二日酔いか何かのウイルスに感染したのでしょう』と言われるばかりでね。僕の家族は酷く怒っていたよ。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください