【海外発!Breaking News】体外受精で赤ちゃんを授かった夫婦、DNA検査で親子関係認められず受精卵の取り違えが発覚(米)
TechinsightJapan / 2021年11月11日 6時0分
ダフナさんも辛い心情をこのように吐露した。
「私は実の娘を妊娠することも出産することもできませんでした。彼女がこの世に誕生する瞬間を見ることも、生後数秒で抱きしめることもできませんでした。でも一番辛かったのは、当時5歳だった上の娘オリビア(Olivia)に伝えなければならないことでした。自分の妹だと思って可愛がっている赤ちゃんが妹ではないと説明しなければならないのですから。」
またダフナさんがオリビアちゃんに真実を伝えた時、「赤ちゃんを取り替えないでほしい」と懇願されたそうだ。
この2組の家族は、今では休日や誕生日を一緒に過ごし親密な関係を維持しようと努めているという。
そして11月8日、ダフナさん夫婦はロサンゼルスに拠点を置く生殖専門病院「California Center for Reproductive Health(CCRH)」とそのオーナーであるエリラン・モル医師(Eliran Mor)を医療過誤、契約違反、過失、詐欺の罪で訴えることを発表した。
代理人である弁護士のアダム・ウルフ氏(Adam Wolf)はこの訴訟について、次のように述べている。
「これはカルディナーレさん一家にとって人生を左右する出来事であり、一生乗り越えることのできないトラウマとなっています。ダフナさんは実の子供を産むことも、胎動を感じることも、母乳を与えることもできませんでした。アレクサンダーさんも生まれる瞬間に立ち会うことができず、そして7歳になるオリビアちゃんは以前はおおらかな性格でしたが今では不安で怒りっぽくなり、両親に抱きつくこともなくなってしまったそうです。本当にひどい話です。CCRHとモル医師は自分たちの行動に責任を持つべきです。二度とこのようなことが起こらないようにするために規制が必要であることを世間に知ってもらうためにも、今回の件にスポットライトを当てたいのです。」
なお受精卵を取り違えられたもう一方の夫婦も、近日中に同様の訴訟を起こす予定とのことだ。
画像は『The Mirror 2021年11月9日付「Parents’ agony as IVF mix up leads to couples giving birth to each others’ babies」(Image: Daphna and Alexander Cardinale)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)
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