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【海外発!Breaking News】「元請業者からの支払いがない」怒りの工事業者 トイレ建設請け負った学校の門を閉鎖 生徒ら登校できず(南ア)

TechinsightJapan / 2021年11月13日 5時0分

【海外発!Breaking News】「元請業者からの支払いがない」怒りの工事業者 トイレ建設請け負った学校の門を閉鎖 生徒ら登校できず(南ア)

南アフリカの東ケープ州で11月10日、学校の門が工事業者によって閉鎖され、教師や登校してきた生徒が校舎に入れないという事態が起こった。この業者は4年以上前から元請会社からの支払いがないという理由で過去にも同様のことをしていたが、今回も業を煮やしての強硬手段となったようだ。『eNCA』などが伝えている。

学校の門を閉ざしたのは「Siyaphambili Trading」という学校のトイレ建設を請け負った会社で、過去にも支払いがないことで何度も学校を攻撃していた。2018年には学校のトイレに鍵をかけ、誰も利用できないようにした。2019年も支払いがないことを理由にトイレの屋根を取り払っていたが、今年の11月10日に学校の門を閉め、教師や生徒合計270名が校舎に入れないという事態になった。

この業者の本来の怒りの矛先は、学校ではなく元請業者の「Mvula Trust」という非営利団体に向けられている。「Mvula Trust」は2012年、東ケープ州およびクワズール・ナタール州の公立学校に汲み取り式のトイレを建設する大型契約を取得したが、下請け業者に支払うべき分は最終的な支払いのみであるとして着手金などを拒否した。下請け業者の「Siyaphambili Trading」は2016年に5つの学校のトイレの建設を完了したが、支払いを受けていないとして、学校のトイレに鍵をかけて生徒が使用できないようにした。

今回、校門を閉じられた学校のMaseko Nobahambi校長は、「翌週から学年最後の試験があり、生徒にとってトイレは必要。これは生徒に多大な悪影響をもたらす」とコメント。生徒たちの親らも「学校で学ぶために子供を送っている。それなのにトイレの支払いのせいで、子供が学校に行けなくなるのは非常におかしい」と怒りを露わにした。

下請け業者側のジェリー・シファネレ(Jerry Sifanele)さんは、他にも支払いがされていない4つの学校に対して同様の対策を行うとのこと。「今いる学校の支払いを受け取ったら、次の学校へ行き門を閉鎖する」とも述べている。一方の「Mvuma Trust」側は、「Siyaphambili Trading」が最終的な金額について異議を唱えたため支払いが滞っていると反論。東ケープ州教育省は、下請け業者の対応は違法であるとして法的措置を取る予定とのことだ。

なおこのニュースに対して、「下請け業者の気持ちはわかるが、一番の被害者は生徒」という意見が多数あがっている。

画像は『eNCA 2021年11月11日付「Eastern Cape pupils locked out of school」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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