【海外発!Breaking News】ニキビの治療薬で死にかけた男性、白斑と全身脱毛症になるもモデルに!(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年11月17日 6時0分
ニキビの治療薬に激しいアレルギー反応を起こして死にかけ、外観が変わってしまったという男性が、過酷な経験と自分を受け入れるようになるまでの心の葛藤を語った。モデルとして第2の人生を歩み始め、「人々をインスパイアできれば!」と前向きに生きる男性を『Truly』『Metro』などが伝えている。
米ルイジアナ州セント・マーティンビルに住むカート・ティボドー2世さん(Kirt Thibodeaux II、31)は2017年、皮膚科医が処方したニキビ治療薬により重症薬疹の一つである「薬剤性過敏症症候群(DiHS/DRESS)」を発症した。
カートさんが処方されたのは抗生物質「ミノサイクリン」で、服用後しばらく経つと体温が約39.4度まで上昇し、悪寒がして全身に紅斑が現れたものの「初めて飲む薬だから、身体が慣れるのに時間がかかっているのだろう」と軽く考え、母に知らせることもなかった。
しかしカートさんの症状は急速に悪化。藁にもすがる思いで駆けつけた病院では、医師に「あと1時間遅かったら命はなかったでしょう」と言われるほどだった。カートさんは腎不全を起こしかけ、肺に水が溜まって息をするのもやっとの状態で、「薬剤性過敏症症候群」と診断された。
ところがカートさんの悪夢はここで終わらなかった。それまでの症状は直ちに治まらず、その後は脱毛症と白斑を発症、頭髪が束になって抜け、皮膚の色素が抜けて白い斑点ができ始めた。これは免疫系が正常に機能せず、体が自分の組織を攻撃してしまう自己免疫疾患によるものと考えられており、カートさんは体の変化に心が追い付いていかずうつ状態に陥った。
カートさんは当時の自分を次のように振り返る。
「全身の皮膚がボロボロと剥がれ落ち、炎に包まれているかのような痛みに襲われた。次々と新しい皮疹ができ、水疱瘡よりも酷い状態だった。それだけじゃない。常に寒くて震えが止まらず、手や足の爪まで抜け落ちた。」
「そのうち滅多に外出しなくなり、まるでモンスターのようになった自分を醜いと感じるようになったんだ。」
そんなカートさんをサポートしたのは家族や友人だったそうで2018年7月、1年以上投稿を止めていたInstagramを再開すると病気を告白、その後はユニークな体を武器にモデルの仕事に活路を見出した。
カートさんは「家族や友人の愛がなかったら今の自分はいないと思う。自分を受け入れるようになるまでに1年もかかったけど、こうして生きていられるのは奇跡だと感じるよ」と述べると、これまでの葛藤をこう吐露した。
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