【海外発!Breaking News】全身に茶色の母斑を持つ19歳学生、いじめを受けるも「ユニークな自分に自信」(英)
TechinsightJapan / 2021年11月18日 21時50分
「先天性巨大色素性母斑」により生まれた時から全身に大きな茶色のあざを持つ女性が、いじめを受けた過去や自分を受け入れることができるようになるまでの心の葛藤を語った。女性は「自分に自信を持つことが一番の治療」と述べ、人々をインスパイアしている。『Metro』『Haste Magazine』などが伝えた。
英ロンドン在住のフレイヤ・ウィックスさん(Freya Wicks、19)は、全身が大きな色素性母斑(ほくろのようなあざ)で覆われる「巨大色素性母斑」をもって生まれた。これは皮膚のなかにある母斑細胞がメラニン色素を生成するために生じるもので、放置すると悪性黒色腫(皮膚のがん)が発生することもあり早期の治療が必要だ。
色素性母斑は手術で母斑を完全に切除したり、皮膚移植をするのが有効だが、身体の広範囲が母斑で覆われているフレイヤさんはどちらの治療法も適さず、4歳から6か月毎に顔や腕のレーザー治療を始めた。
フレイヤさんは「6、7歳の頃からいじめが始まってね。周りの子たちは容赦なしに『あの顔のシミを見てみろよ』とか『顔にあるのは何?』とか言ってきたわ。また外出時に私をじっと見てきたり、コソコソ噂する人もいて精神的に本当に苦痛だった」と語り、このように続けた。
「心無い言葉や冷たい視線に耐えられなくなった私は次第に長袖を着たり、メイクをしてあざを隠すようになった。人目を異常に気にして『どうしてもこのあざを取り除きたい』と躍起になっていたのよ。」
しかしレーザー治療は痛みを伴い、色は薄くなるものの母斑細胞を完全に取り除くことができず、時間が経つと再発した。また皮膚組織に傷が残ってしまい、フレイヤさんは14歳の時に治療を止めてしまったという。
「4歳から14歳の10年間で25回のレーザー治療を受けたわ。治療後は包帯で巻かれ、それを外す時には酷く痛むのよ。あまり効果もないし、痛みが酷くて日常生活にも支障が出るから思い切って治療を止めたの」と語るフレイヤさん。ただ放置しておくと悪性黒色腫になる可能性があるため、太陽の光を浴びないように常に注意をしているという。
フレイヤさんは現在、心理学を学ぶ学生で「今でも私の皮膚を見て不躾なことを言ってくる人がいるの。そんな時は気が滅入るけど、気にしないようにしているわ。だって人を批判することはネガティブなエネルギーを拡散しているに過ぎないでしょう。そんな嫌な言葉に負けてなんていられないもの」と明かすと、自身の経験をもとにこんなメッセージを残した。
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