【海外発!Breaking News】毎年恒例カニの大移動 専用の橋を渡り海へ向かう光景に「地球上で最も驚くべき出来事の1つ」(豪)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年11月20日 4時0分
毎年11月になると、オーストラリアのある離島で奇妙な現象が発生する。何百万匹という膨大な数のカニが森から現れて道路を赤く埋め尽くし、一斉に海に向かって大行進を始めるのだ。何度見ても驚いてしまうこの光景には、専門家も「地球上で最も驚くべき出来事の1つ」とコメントしている。『9News』などが伝えた。
カニの大行進が見られるのは、豪西部パースから北西約2600キロのインド洋に浮かぶクリスマス島だ。現在約2000人の住民が暮らしているクリスマス島の大きさは約135平方キロメートルで、東京都の2193.96平方キロメートルと比較すると小さな島であることが分かる。
普段は森の中に生息しているこの真っ赤なカニ(アカガニ)たちは、交尾や産卵を行うために雨季が始まる10~11月頃から一斉に海に向かって移動を始める。最初に雄ガニが動き出した後に雌ガニが続き、何百万匹というカニたちが行進していく。
潮風に導かれるようにして海へ向かうカニたちは、道路や民家の前なども関係なく一直線に突き進んでいく。道路が赤く染まってしまうほど大量のカニが現れるため車の通行ができなくなり、この時期は一部の道路が封鎖される。毎年のことなので「カニの大移動のためこの先通行禁止」と書かれた専用の看板まで作られている。
しかし全ての道路を封鎖してしまうと、地元民たちの生活が成り立たなくなってしまう。そこで一部の道路にはカニ専用の大きな橋が架けられている。道路の両側にはカニが横断してしまわないように壁を作り、カニたちは必然的に橋を利用して道路を渡ることになる。
それでも封鎖していない道路を渡ってしまうカニがいるため、島内の国立公園スタッフや住民がカニを道路上から救出しているという。
この光景を自ら撮影した動物・植物学者であるデイヴィッド・アッテンボローさん(David Attenborough)は「大きなスカーレット色のカーテンが、崖や岩を下って海に向かっていくようだ」と表現している。「地球上で最も驚くべき出来事の1つだ」とも話すデイヴィッドさんは、これまでに撮影した映像の中でもトップ10に入ると明かし、自然が成す壮大な光景に感嘆していた。
カニたちは海へ到着すると水分補給のために水浴びし、そして産卵する。その後は再び自分の巣へ戻るため、一斉に森の方に帰るという。このイベントは数週間に及ぶもので、この時期は住民たちも注意深く運転しているそうだ。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
地震後は不漁のベニズワイガニ 今季初水揚げは地震前の昨季初日並み
KNB北日本放送 / 2024年9月10日 19時39分
-
数千匹のサメが海底で熟睡!? 謎の光景に科学者も困惑
もぐもぐニュース / 2024年9月9日 15時45分
-
「炎の玉みたいだった…」 たいまつで“落ちアユ”驚かせて追い込む「火ぶり漁」 川面の光が幻想的 岐阜県下呂市 馬瀬川
CBCテレビ / 2024年9月9日 11時22分
-
よちよちかわいい! アカウミガメの幼体115匹を海へ放流 夕暮れの穏やかな海を沖へ 名護市屋我地で10年ぶり産卵確認
沖縄タイムス+プラス / 2024年8月22日 9時13分
-
「道路が…地面に刺さってる!?」不可解な光景に絶句!SNSでも話題に 舗装路面が「天に向かって伸びる」納得の理由とは
くるまのニュース / 2024年8月17日 16時10分
ランキング
-
1アングル:スウィフトさんのハリス氏支持、大統領選に影響を与えるか
ロイター / 2024年9月13日 19時2分
-
2自民総裁選を〝狙い撃ち〟ロシア・北朝鮮が軍事的威嚇 露軍機、告示日に列島一周飛行「悪の枢軸」へ9候補の国防意識は?
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月13日 15時10分
-
3農業相を解任=李前国防相も代表罷免―中国
時事通信 / 2024年9月13日 21時6分
-
4ロシア、中国製エンジン搭載の無人機製造 ウクライナ戦に投入
ロイター / 2024年9月13日 20時0分
-
5台湾有事を想定、米軍最精鋭部隊「チーム6」が訓練 過去にビンラーディン殺害も 英紙報道
産経ニュース / 2024年9月13日 20時33分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください