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【海外発!Breaking News】新種のヘビがSNSで見つかり専門家も驚く「Instagramが新種の発見に繋がるとは」(印)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年12月6日 16時49分

【海外発!Breaking News】新種のヘビがSNSで見つかり専門家も驚く「Instagramが新種の発見に繋がるとは」(印)<動画あり>

趣味で生き物の写真をInstagramに投稿していたインドの大学院生が、新種のヘビを発見したことが話題になっている。この投稿を偶然見かけた爬虫類学者が大学院生と連絡を取り、捕まえてもらったヘビを調べて新種であることが判明した。「Instagramの投稿が新種の発見に繋がるとは、とても興味深い」と学者も驚いているという。『EcoWatch』などが伝えている。

印パンジャーブ州アムリトサルにある大学「Guru Nanak Dev University」の大学院生であるヴィレンダー・バラディワジさん(Virendar Bhardwaj)は、昨年のパンデミック中にヒマーチャル・プラデーシュ州チャンバにある自宅の裏庭を散策し、そこで見つけた様々な生き物の写真を撮影していた。

ヴィレンダーさんはそれらの写真を自身のInstagramに投稿しており、アカウントは鳥類、爬虫類、昆虫類、哺乳類など多様な生き物の写真で溢れている。

しかしその中で、昨年6月5日に投稿された1枚のヘビの写真がインドの国立生物科学センター「National Centre for Biological Sciences」に勤める爬虫類学者ジーシャン・A・ミルザさん(Zeeshan A. Mirza)の目に留まった。

ヴィレンダーさんはそのヘビを、同地域に生息するククリィヘビ属の一種であると記していた。ククリィヘビ属は、牙がネパールの短剣“ククリ”に似ていることからその名が付いたと言われる。しかしジーシャンさんは写真のヘビを見て、ククリィヘビ属に似ていたが少し違う点があるように感じた。

「新種のヘビかもしれない」と思ったジーシャンさんは詳しい調査をしたいと考え、ヴィレンダーさんに連絡を取り「可能であれば撮影したヘビを見つけて欲しい」と依頼した。

のちにヴィレンダーさんは2匹のヘビを見つけることができ、ジーシャンさんはグジャラート州スラトにある大学「Veer Narmad South Gujarat University」のハーシル・パテルさん(Harshil Patel)と共にそのヘビの調査を開始した。

パンデミックによる規制の影響で特定作業は一時中断を迫られるなど遅れもあったが、今年の初めにDNA検査やCTスキャン検査などを再開したところ、今回発見されたヘビはククリィヘビ属とは異なり新種であると判明した。

ジーシャンさんら研究チームはこの新種を、発見場所となった渓谷「Churah Valley」にちなんで“Oligodon churahensis”と名付け、先月2日にその詳細が学術誌「Evolutionary Systematics」に掲載された。

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