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【海外発!Breaking News】全身に青あざで誕生した「急性骨髄性白血病」の男児が1歳に 葬儀も考えた母が「息子は戦士」と称える(豪)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年12月9日 21時0分

「医師に『AMLの可能性が高い』と言われたのですが、『まさかこんな小さな子が血液のがんであるはずがない』と信じることができませんでした。でも検査で病気が確定すると『化学療法をしないでそのまま死なせるか、それとも死んでしまう可能性はあるものの化学療法を試してみるか』と2つの選択肢を与えられました。医師に『化学療法を始めても、新生児のほとんどは強い薬に耐えられず、1サイクル中に亡くなってしまう』と聞き、『何もしないで逝かせるか、それとも少しだけ症状を改善させるために毒薬を与えるか、そのどちらかを選べ』と言われているようで苦悶しました。」



「なぜ生まれたばかりの赤ちゃんにそんな治療をしなくてはならないのか。人生とはなんて過酷なのだろうと、そう思わざるを得ませんでした。」



それでも夫妻は「息子に闘うチャンスを与えたい」と治療をすることを決断、体重が3キロにも満たなかったアシュトン君は生後5日で最初の化学療法を受けた。ナターシャさんは化学療法を受けるアシュトン君を隣で見ていることができず、「死んでしまうかもしれないのに、この子のそばにいたら愛着が湧いて別れがつらくなる」と精神的に追い詰められ、葬儀のことも考え始めていたという。



ところが治療を初めて2日後、奇跡が起きた。アシュトン君が目を開き、ナターシャさんの目を見つめたのだ。

ナターシャさんは「その瞬間に全てが変わった」と明かすと、こう述べた。

「クレイジーと言われるかもしれないけど、息子が私を見た瞬間『ああ、この子は戦士だ』と思ったのです。息子が私に『ママ、僕は大丈夫。心配しないで』と言っている気がして、もし何かが起きたらどうしようと考えるのは止めて、息子と一緒に生きていこうと気持ちを新たにしたのです。」



そんなアシュトン君は今年4月、病気と闘い続けて寛解に至り、退院することができた。しかし8月に再発し化学療法を再開、11月23日にはヨーロッパのドナーから骨髄移植を受けている。



骨髄移植後の経過は良好で、ナターシャさんは「スタートこそ大変でしたが、アシュトンは明るくハッピーでいてくれます。また人々を笑顔に変えてしまう世界一のスマイルを持っているのです。上手くいけば来年の2月には退院できる予定なのですよ」と笑うと、最後にこう語った。

「AMLは非常に稀な病気です。この病気と闘っている世界中の子供たちや両親には『あなたは一人じゃない』と言いたいのです。アシュトンのことを知ってもらい、少しでも多くの人々がインスパイアされ、励みになれば嬉しく思います。」

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