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【海外発!Breaking News】育児放棄され餓死したダウン症の4歳児、ネズミに顔をかじられた跡も(豪)

TechinsightJapan / 2021年12月12日 4時0分

【海外発!Breaking News】育児放棄され餓死したダウン症の4歳児、ネズミに顔をかじられた跡も(豪)

豪ブリスベンのある家で昨年5月25日、当時4歳でダウン症だったウィロー・ダンちゃん(Willow Dunn)が遺体で発見された。今月8日にブリスベン治安判事裁判所で公判前審問が行われたが、そのおぞましい事件の詳細が明らかになった。『The Mirror』などが伝えている。

この事件で殺人罪および幼児虐待の罪に問われていたのは、ニュージーランド出身の父マーク・ダン(Mark Dunn、43)と義母シャノン・ホワイト(Shannon White、43)で、ウィローちゃんは発見当時、骨と皮の状態で床ずれが酷く、顔の一部をネズミにかじられていたそうだ。

驚くことに警察に通報したのはマーク自身で「娘が寝室で、顔をネズミに食べられて死んでいる」と話したという。しかし警察は「ウィローちゃんは通報の2日前にはすでに息を引き取っていた」と明かしており、餓死したまま放置され、その後ネズミに襲われた可能性が高いとみている。

法病理学者アンドリュー・ケジオラ氏(Andrew Kedziora)は「ウィローちゃんの身体には床ずれができており、傷は皮膚の表面だけでなく骨まで達していました。傷の大部分は背中にできており、長い間寝たきりだったと思われます。また床ずれは骨盤骨にもあり、おむつが擦れてできた可能性も考えられます。もし少しでも体位を変えたり、動くことができていれば血流が改善され状況は変わったはずです」と述べ、ウィローちゃんが長期にわたり育児放棄されていた可能性を指摘した。

ウィローちゃんが最後に健康診断を受けたのは2018年で「非常に明るく、行動も正常」と記録されていたが、ダウン症であることを保健機関に登録しておらず、必要なケアは受けていなかった。

ケジオラ氏はさらに「ウィローちゃんには、栄養不足や慢性的な脱水症状により引き起こされる膵炎の症状も見られました」と明かし、2018年当時の身長と比較した結果、「時期ははっきりと分かりませんが、成長が止まってしまったようです。感染症や継続的な病気により、かなり早い時期から苦しんでいたことも考えられます」と語った。

なおウィローちゃんの実母は分娩後に死亡しており、ウィローちゃんは親戚家族と一緒に暮らしていたが、のちにマークが7歳の兄と共に引き取っていた。しかし近所の住人らは事件後、「あんな小さな子が住んでいたなんて全く知らなかった。敷地内でウィローちゃんを見たことは一度もない」と口々に語り、ショックを隠し切れない様子だったという。



マークとシャノンは現在、未決勾留されており、高等裁判所での裁判の日程はまだ確定していない。



ちなみに育児放棄の末に子供が犠牲になる事件はたびたび起きており、今年8月にはイギリスで6日間パーティ三昧で1歳娘を餓死させた19歳の母親に懲役9年の判決が、またロシアでも、3歳以下の子供2人を自宅に置き去りにして友人らと飲み歩き、生後11か月の息子を餓死させたとして、25歳の母親に懲役14年の判決が言い渡されていた。

画像は『The Sun 2021年12月9日付「VILE CRUELTY Disabled girl, 4, was ‘eaten by rats’ after being ‘starved & left to die’ as parents charged with murder」(Credit: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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