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【海外発!Breaking News】野生のカワウソに襲われた男性「26か所も噛まれて本当に死ぬかと思った」(シンガポール)

TechinsightJapan / 2021年12月12日 16時12分

【海外発!Breaking News】野生のカワウソに襲われた男性「26か所も噛まれて本当に死ぬかと思った」(シンガポール)

先月30日、公園を散歩中の男性が20頭ほどの野生のカワウソに襲われて大ケガをしたというニュースがシンガポールより届いた。10秒ほどの間に26か所も噛まれてしまった男性は「死ぬかと思った」と当時の恐怖を語っている。病院で縫合手当を受け、破傷風予防の注射を打つなど治療費は約13万6000円にのぼったという。『The Straits Times』などが伝えている。

シンガポール南部にあるシンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)で先月30日、イギリス出身でシンガポールに暮らすグラハム・ジョージ・スペンサーさん(Graham George Spencer)は日課である朝の散歩を友人と共に行っていた。

事故が起きたのは午前6時40分、一通り園内を回ったグラハムさんは帰宅するために出口の方へ向かって歩いていたという。すると歩道を歩いていたグラハムさんの約4メートル先に、20頭ほどのカワウソの群れが現れた。

日本では水族館など限られた場所にしかいないカワウソだが、シンガポールは野生のカワウソを都心部でも見かけることがある。グラハムさんは5か月ほど同植物園で朝の日課を続けているが、実際にカワウソを目にしたのは初めてのことだった。

カワウソたちは静かに移動していたが、ランニングをしていた男性が近づくと穏やかな様子は一変した。グラハムさんは「本当に突然のことでした。恐らくカワウソたちは私のことを近づいてきたランナーと勘違いしたようです」と当時を振り返っており、豹変したカワウソたちはグラハムさんにターゲットを絞ったのだ。

20頭ものカワウソが一斉に足首に噛みつくと、グラハムさんはあまりの痛みで顔から地面に倒れ込んでしまった。それでもカワウソらは攻撃を止めることはなく、グラハムさんの指やお尻にも噛みつき始めた。

少し後ろを歩いていた友人がカワウソに襲われるグラハムさんの姿を見て恐怖で叫び出すと、カワウソたちが一瞬動きを止めたので、その隙にグラハムさんらは近くの案内所に駆け込んだ。走っている間も途中まで追いかけてくるほどカワウソは執拗だったという。

グラハムさんは「たった10秒で26か所も噛まれました。本当に死んでしまうかと思いましたよ。カワウソたちは私を殺してしまう勢いでした」と当時の心境を明かしている。

案内所ではスタッフが包帯を巻いて手当をし、グラハムさんを病院へ連れて行くと申し出た。しかしグラハムさんは自分で行けると判断して、友人と共に近くにあった病院「Gleneagles Hospital」へ向かった。

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