【海外発!Breaking News】「名前すらない極めて稀ながん」と診断された男児、母親は「目に砂が入ったのかと思った」(英)
TechinsightJapan / 2021年12月14日 21時0分
イギリスで暮らすある男児が極めて稀ながんと診断された。目の腫れに気づいた両親は「ビーチの砂が目に入ったのだろう」と思い念のため救急病院に連れて行ったところ、副鼻腔内に悪性腫瘍が見つかったという。それは正式な名前がないほど珍しいがんであることが判明した。『The Mirror』などが伝えている。
英ノッティンガムシャー州カルバートンに住むジェシカ・ニールさん(Jessica Neal、35)と夫のリーさん(Lee、37)は今年8月、ノース・ウェールズのビーチに滞在していた際に生後11か月の息子テッド君(Ted)の目が腫れていることに気がついた。
ビーチの砂が目に入ってしまったと思った夫妻が念のためテッド君を救急病院に連れて行ったところ、副鼻腔内にがん性の腫瘍があることが判明したという。
ジェシカさんは当時の様子をこのように振り返った。
「ウェールズで休暇を過ごしている時、テッドの右目がおかしいことに気がつきました。炎症が起きているわけではなく、痛みもないようでしたが突出しているように見えたんです。触ってみたけどよく分からず、1週間でだんだん目立つようになってきて。リーに話したところ、彼もはっきりと分かったようでした。それで家に帰ってからノッティンガムのクイーンズ・メディカルセンター(Queen’s Medical Centre)の救急外来に連れて行ったのです。」
「何も問題ないから大丈夫と言われることを期待していましたが、8月14日に医師から極めて稀ながんだと告げられました。副鼻腔内の篩骨洞にできたその腫瘍は名前さえないほど珍しく、治療は非常に難しいと言われました。放射線治療に反応するのか、手術ができるのかも分からないと。それを聞いた時はとてもショックで、親にとっては最悪の結果となりました。」
幸いにも定期的に化学療法を受けてきたテッド君の腫瘍は縮小し、12月20日にロンドンのグレート・オーモンド・ストリート病院(Great Ormond Street Hospital)で手術を受ける予定だが、回復までには時間がかかるという。ジェシカさんは現状についてこう明かしている。
「テッドは様々な検査を受けましたが、いまだに多くのことが分かっていない状況です。今では笑顔を見せてくれるようになりましたが、テッドにとっては辛い日々が続いていて体重もかなり減ってしまいました。感染症を繰り返し、一時は敗血症になったこともあって本当に大変でしたね。これまで2週間ごとに化学療法を受けてきましたが、12月20日の手術までに強くなってくれることを願っています。」
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