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【海外発!Breaking News】アパート換気口から害虫駆除剤の化学物質が充満か 11歳女児死亡で「2日前から異臭」と証言も(英)

TechinsightJapan / 2021年12月15日 21時0分

【海外発!Breaking News】アパート換気口から害虫駆除剤の化学物質が充満か 11歳女児死亡で「2日前から異臭」と証言も(英)

イギリスで今月11日、医師を夢見ていた11歳の女児が死亡した。女児が住んでいたアパートの建物内からは大量の害虫駆除剤が発見されており、住人は「2日前から異臭がした」と明かしている。悲劇的な事故を『The Mirror』などが伝えた。

英イーストロンドンのシャドウェルにあるアパート「ニダ・ハウス(Nida House)」で11日午後4時頃、ファティハ・サブリンさん(Fatiha Sabrin、11)と7歳の弟、母親の3人が意識不明で倒れているところを発見された。

現場にはすぐに救急車が呼ばれ、3人は地元の病院に搬送されたもののファティハさんは間もなく死亡、弟と母親は一命を取り留めた。

事故当時、一家が住んでいたアパートの建物内では異様な臭いが立ち込めていたそうで、住人のトニー・サントス・バビさん(Toni Santos Babi)は「ここ2日ほど、建物内で異臭がしていてね。私は頭痛が酷く、ルームメイトは咳が出て喉の痛みを訴えていたよ」と明かし、このように続けた。

「午後5時頃、ロンドン消防隊がやってきて、私たちの部屋の化学物質の値を測定していった。その時は、トイレからかなり高い濃度の化学物質が検出されたようだった。」

「その後、別のメディカルチームがやってきて再度部屋の測定をしていった。そして午後7時半頃、アパートの住人全員に避難命令が出されたんだ。」

その日は多くの人が体調不良を訴え、そのうちの1人は入院したようだ。また住人が避難後、ロンドン消防隊は建物内から大量の害虫駆除剤を発見しており、アパート全体に化学物質を含んだガスが充満していたことも明らかになっている。

住人は少なくとも2日間のホテル生活を強いられており、幼い子供がいる男性は「換気口を通して有害な化学物質が拡散したと聞いた。もしそれが本当なら、家族や自分の安全や健康状態も心配だ。だれがそんなものを持ち込んだのかは分からないが、住人みんなが心配しているよ」と不安を口にした。

ちなみにファティハさんの母親はいまだに入院中、弟はすでに退院し学校に通い始めたものの、困惑しショック状態であるという。

一家の友人のサビール・アーマッドさん(Sabbir Ahmad)は「ファティハさんの父親はバングラデシュに出張中だったため、事故に巻き込まれなかった」と明かすと、次のように述べ無念さを露わにした。

「ファティハさんはとても頭がいい子でね。8、9日前に我が家に来て、将来について話をした。医師になりたいという夢を持ち、文章を書くことが好きで賞をとったこともあるほどだった。」

地元警察は「まるで映画の中の悪夢のようで、非常に不運な事故だ」と述べるも、ファティハさんの死因や事故の詳細については調査中としている。

なお似たような事故は昨年、カザフスタンでも起きており、アパート階下で散布された殺虫剤で生後8か月の女児が死亡していた。

画像は『The Mirror 2021年12月13日付「Neighbour ‘coughed for days’ in flat block before girl, 11, died in chemical incident」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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